生垣におすすめの27種類を紹介!低木・花が楽しめる庭木や洋風の庭に合う選び方も解説

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生垣におすすめの27種類を紹介!
低木・花が楽しめる庭木や洋風の庭に合う選び方も解説
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生垣に興味がある方のなかには、「どのような種類があるのかよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。

一口に生垣といっても、常緑樹から花木、コニファーまで幅広い樹種があり、それぞれ見た目や管理の手間、向いている環境が異なります。

そのため、種類ごとの特徴や向き不向きを知ったうえで、自分の庭や目的に合った樹種を選ぶことが大切です。

この記事では、定番の常緑樹10種類をはじめ、手間がかかりにくい低木・花が楽しめる樹種・洋風や和風の庭に合う樹種など、全27種類を目的別に紹介します。

選び方のポイントや植栽後の管理のコツも解説しているので、生垣づくりを検討している方はぜひ参考にしてください。

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生垣の種類の選び方

生垣を作りたいと思っても、樹種には数多くの種類があるので、1種類に絞れず悩んでいる方も少なくないでしょう。

また、「どの生垣を選べばよいかわからない」という状況になりやすいのは、選ぶ基準があいまいであることも要因です。

実は、生垣選びには以下の切り口があり、それらを整理するだけでぐっと選びやすくなります。

⚫︎手入れの手間
⚫︎目隠し・防犯
⚫︎花や紅葉など見た目
⚫︎和風・洋風といった庭の雰囲気

ここでは、4つの視点から生垣の種類を選ぶ方法を解説します。

手入れの手間で選ぶ

生垣は、成長速度と剪定頻度などを確認して、「手入れの手間がどの程度かかるか」という基準で選ぶと、長期的な維持管理が簡単になります。

成長が早い樹種は目隠し効果をすぐに得られる反面、剪定の回数が多くなりがちです。

また、樹形が乱れやすい樹種ほど管理に負担がかかる一方、病害虫に強い樹種を選べば維持コストを抑えやすくなるメリットもあります。

たとえば、レッドロビンは成長が早いので、年2〜3回程度の剪定が推奨されます。

一方、ツゲやボックスウッドは成長が比較的緩やかで、樹形も乱れにくいため剪定回数を抑えやすい樹種です。

手間をかけたくない方には、丈夫で病害虫が少ないベリアも向いています。

このように、生垣の維持管理をできるだけ楽にしたい場合は、成長が穏やかな樹種や病害虫が少ない種類を選ぶことが基本だといえます。

目隠し・防犯で選ぶ

目隠しや防犯を重視するなら、葉が密に茂る常緑樹の生垣がおすすめです。

常緑樹は古い葉を落とす前に新しい葉が生え替わるため、丸裸になる時期がなく、季節を問わずプライバシーを守れます。

葉が密生することで防風・防音効果も期待でき、トゲのある樹種なら不審者の侵入を抑止する効果もあるでしょう。

たとえば、シラカシは樹高2〜4m以上まで育ち、目隠し効果を十分に持っている常緑樹のひとつです。

ほかにも、マサキは葉が密生して隙間ができにくく、境界線の遮蔽に優れており、ヒイラギナンテンはトゲのある葉が特徴で、防犯性を高めたい場所への植栽に向いています。

プライバシーを重視するなら、常緑かつ葉が密に茂る樹種を優先して選んでみましょう。

花や紅葉など見た目で選ぶ

四季の変化を楽しみたい場合は、花や紅葉が美しい樹種を検討してみましょう。

花が咲いたり実がなったり、秋には葉が色づいたりと、見るたびに庭の表情が変わるのが魅力です。

目隠し機能だけでなく、香りや色彩も取り入れることで、毎日の庭の眺めがより豊かになるでしょう。

見た目で生垣を選ぶなら、ドウダンツツジやキンモクセイがおすすめです。

ドウダンツツジは4〜5月に白い花を咲かせ、11月頃には鮮やかに紅葉します。キンモクセイは秋に強い香りを放ち、嗅覚でも四季を楽しめる樹種です。

冬にも花を楽しみたいなら、寒い時期に白やピンクの花を咲かせるサザンカを植えてみてもよいでしょう。

花が咲く季節や紅葉の時期を比べて、一年を通して楽しめる組み合わせを意識して選ぶと、見た目での満足度も高い庭になりますよ。

和風・洋風など庭の雰囲気で選ぶ

生垣は、住宅や庭のデザインとのバランスを考えて選ぶことも重要です。

樹種と外構が調和をとれていると、庭全体に統一感が生まれます。逆にミスマッチが起きると、樹木そのものが良くても庭全体として違和感が残ってしまうでしょう。

和風の庭には、ツバキやシラカシ、竹類、チャノキが馴染みやすいです。いずれも日本の庭に古くから使われてきた樹種で、落ち着いた葉色や樹形が和の景観にしっくりと溶け込みます。

洋風の庭にはプリペットやゴールドクレスト、ブルーアローを選んでみましょう。明るい葉色や縦に伸びるすっきりした樹形が、モダンなデザインと好相性です。

ドウダンツツジは和風・洋風どちらにも合わせやすく、迷ったときの選択肢として重宝します。

樹種単体で選ぶのではなく、住宅・庭全体との相性を重視して決めることで、納得感のある生垣に仕上がりますよ。

定番の常緑樹・半常緑樹の生垣10種類

常緑樹や半常緑樹の生垣は、一年中葉を付けるため、目隠し効果が安定しているのが魅力です。

しかし、種類によって成長速度や管理の手間、雰囲気はさまざまで、選び方に迷う方も多いでしょう。

ここでは、以下の常緑樹・半常緑樹の生垣10種類について解説します。

⚫︎レッドロビン(ベニカナメモチ)
⚫︎キンモクセイ
⚫︎サザンカ
⚫︎ツバキ
⚫︎マサキ
⚫︎シラカシ
⚫︎イヌツゲ
⚫︎プリペット
⚫︎ツゲ
⚫︎カイヅカイブキ

樹高の目安や剪定の特性といった実用的な情報も紹介しているので、生垣の定番である常緑樹・半常緑樹のことを詳しく知りたい方はぜひチェックしてくださいね。

レッドロビン(ベニカナメモチ)

レッドロビン(ベニカナメモチ)は、鮮やかな赤い新芽が美しく、生垣の定番として全国で広く使われている樹種です。

成長が早いためすぐに目隠し効果を得やすく、洋風住宅との相性も良いことから人気を集めています。

樹高の目安は1.5〜3m程度で、高さのある生垣を作りやすいのも特徴のひとつです。

一方、成長が早い分、管理に手間がかかりやすい傾向にあります。年に2〜3回程度の剪定が推奨されており、放置すると樹形が大きく乱れることがある点には注意が必要です。

また、ごま色斑点病が発生しやすい樹種のため、風通しを保つ管理も欠かせません。春の新芽が伸びたあとの5〜6月頃と、秋の10月頃を目安に剪定するとよいでしょう。

レッドロビンは華やかな生垣を早く作りたい方に向いていますが、継続的な手入れを前提として選ぶことがおすすめです。

キンモクセイ

キンモクセイは、秋に甘い香りを放つことで知られており、香りを楽しめる生垣として根強い人気があります。

樹高は2〜4m程度まで育ち、常緑性によって一年中葉を保つことから、目隠し効果もしっかり期待できます。丈夫で育てやすく、肥沃でない土地でも比較的よく育つため、手入れに不慣れな方でも扱いやすい樹種です。
キンモクセイの剪定は花芽の形成前に行うのが基本で、花が咲き終わった10月から翌年の春頃までがおすすめのタイミングです。

開花してすぐに刈り込むと翌年の花が少なくなることがあるため、剪定の時期には注意しましょう。

香り豊かな庭を作りたい方は、ぜひ選択肢に加えてほしい樹種です。

サザンカ

サザンカは、花が少なくなる冬の時期に開花する貴重な樹種です。

開花期間が長く、品種によって10〜2月頃まで花を楽しめるものもあります。

常緑性で葉が密に茂り、目隠し機能と観賞性を兼ね備えているのも魅力です。和風の庭園との相性が良く、落ち着いた雰囲気の外構にもよく合います。

剪定は開花後の春頃に行うのが基本です。チャドクガが発生しやすい樹種のため、春と秋に卵塊や幼虫を確認する習慣をつけておくと安心です。

冬も彩りのある庭に仕上げたい方や、和の雰囲気を大切にしたい方には、サザンカは満足度の高い選択肢といえるでしょう。

ツバキ

ツバキは、光沢のある深緑の葉と存在感のある花が魅力の樹種です。

冬から春にかけて赤や白、ピンクなど多彩な花を咲かせ、和風庭園の定番樹種としても知られています。常緑性で葉が密生するため、目隠しとしての機能も十分です。

剪定は開花後の4〜5月頃がおすすめで、この時期を逃すと翌年の花芽を落としてしまう可能性があります。

また、サザンカと同様にチャドクガが発生しやすい樹種のため、定期的に卵塊や幼虫を確認し、見つけたときは早めに対処しましょう。

落ち着いた和の雰囲気を演出したい方は、サザンカとともにツバキも選択肢に入れてみましょう。

マサキ

マサキは、葉が密に茂り、目隠し性能が高い樹種です。

大気汚染や潮風に強く、道路沿いや海沿いの環境にも対応できます。和洋どちらの庭にも違和感なく合わせられる汎用性の高さも、生垣として選ばれる理由のひとつです。

また、2〜5mほどの高さまで育つ点も特徴です。植栽間隔は30〜50cm程度が目安で、適切な間隔で並べることで隙間なく密な生垣を作れます。

成長が比較的早いため、年1〜2回程度の剪定で樹形を維持することを意識してみましょう。

立地を問わず使いやすい生垣を探している方は、マサキを選んでみてはいかがでしょうか。

シラカシ

シラカシは、高さのある本格的な目隠し生垣を作りたい場合にぴったりな樹種です。

葉が密に茂るため遮蔽性が高く、寒さにも強いことから、防風や防火効果も期待できます。都市部で利用されている実績も多く、環境への適応力が高い樹種として知られています。

樹高は2〜4m以上になることもあり、高さを必要とする場所への植栽にもおすすめです。

ただし、成長するにつれて幹が太くなり、剪定作業が大変になることもあります。年1〜2回程度を目安に、6〜7月頃と10〜11月頃に計画的に剪定してみましょう。

「外からしっかり遮蔽できる生垣を探している」という方は、シラカシを候補に入れてみましょう。

イヌツゲ

イヌツゲは、葉が細かく密生するため、きれいに整った美しい生垣を作りやすい樹種です。

刈り込みに強く、強く刈っても枯れにくいため成形しやすいのが特徴です。葉が小さいことから仕上がりが繊細で、ツゲよりも細かい質感の生垣に仕上がります。

また、寒暖差にも比較的強く、全国的に広い地域で利用されています。

樹高は1〜3m程度まで育ち、剪定は年2回程度、5〜6月頃と9〜10月頃がおすすめのタイミングです。

成長はやや遅めですが、刈り込みへの耐性が高いため、好みの形に整えやすい点が魅力といえます。

以上のことから、イヌツゲはきちんと整った印象の生垣を作りたい方に向いています。

プリペット

プリペットは、洋風住宅との相性が良く、明るい印象の生垣を作りたい方に人気の樹種です。

成長が早いため短期間で生垣の形を整えやすく、斑入りの品種が豊富なのも魅力のひとつです。

特にシルバープリペットは、白い斑が入った葉が明るく爽やかな雰囲気を演出してくれます。ナチュラルガーデンを好む方に特にぴったりでしょう。

樹高は1〜3m程度が目安で、半常緑性のため寒冷地では冬に落葉することがあります。

成長が早い分、年に数回の剪定が必要ですが、刈り込みへの耐性は高いため比較的管理しやすい樹種です。

洋風やナチュラルテイストの庭に、明るい彩りを加えたい方は、プリペットがおすすめですよ。

ツゲ

ツゲは、成長が穏やかで管理しやすい定番樹種として、古くから生垣に使われてきました。

剪定回数を抑えやすく、刈り込みに強いことから、樹形が乱れにくいのが特徴です。

こまめに手入れをしなくても比較的きれいな状態を保てるため、初心者でも扱いやすい樹種のひとつです。

樹高は1〜2m程度が目安で、コンパクトな生垣を探している方にもおすすめです。葉はイヌツゲよりやや大きく、落ち着いた印象に仕上げられます。

剪定は年1〜2回程度が目安で、5〜6月頃と9月頃に行うとよいでしょう。

まとめると、ツゲは生垣の管理に慣れていない方や、手間をかけずに整った生垣を作りたい方に向いている樹種といえます。

カイヅカイブキ

カイヅカイブキは、高さのある目隠し生垣を作りたい方にぴったりな常緑の針葉樹です。

一年中葉をつけるため、視線を遮る効果が安定しており、成長後は防風効果も期待できます。

独特ならせん状の樹形は景観のアクセントになり、和洋どちらの庭にも使われています。

なお、樹高は放置すると3〜5m以上になることがあるため、希望の高さで維持できるように計画的に管理しましょう。

剪定の目安は年1〜2回程度ですが、強剪定に弱く、葉がない部分まで切り込むと枯れてしまう可能性があります。剪定量を少しずつ調整しながら管理するのがポイントです。

十分な高さのある目隠し生垣を探している方におすすめな樹種ですが、大きく成長したあとの管理は専門業者に相談するのが安心です。

手間がかかりにくい低木の生垣5種類

「生垣を作りたいけれど、管理に追われたくない」という方は、低木の生垣がおすすめです。

低木の生垣は背が低くコンパクトで、剪定の負担が比較的少ない樹種が揃っています。

ここでは、手間がかかりにくい低木の生垣を5種類解説します。

⚫︎ドウダンツツジ
⚫︎アベリア
⚫︎ボックスウッド
⚫︎ローズマリー
⚫︎ヒイラギナンテン

花と紅葉を楽しめる樹種から防犯性も備えたものまで紹介しているので、ぜひ確認してみてくださいね。

ドウダンツツジ

ドウダンツツジは、花と紅葉の両方を楽しめる、季節感の豊かな低木です。

春には白い小花をたくさん咲かせ、秋には葉が鮮やかに赤く色づきます。管理もしやすく、刈り込みへの耐性も高いため、手入れの負担を抑えながら美しい庭を楽しめる点が魅力です。

開花時期は4〜5月頃、紅葉は11月頃が目安です。樹高は2〜5m程度になりますが、剪定によって1m前後のコンパクトな生垣としても維持できます。

剪定におすすめの時期は開花したあとの5〜6月頃で、この時期に形を整えておくと翌年の花付きを損ないにくくなります。

また、日当たりと水はけのよい場所を好むため、植栽場所は慎重に選びましょう。

以上のことから、ドウダンツツジは、四季の移ろいを生垣で感じたい方にもっともおすすめしたい樹種のひとつです。

アベリア

アベリアは、花付きが良く丈夫で、管理の手間を抑えながら花も楽しめる低木です。

病害虫に強く、剪定頻度が少なくても樹形が保ちやすいため、管理の手間を最小限にしたい方に向いています。

また、開花期間が長く、初夏から秋にかけて小さな白色や淡いピンク色の花を継続的に楽しめます。

刈り込みへの耐性も十分で、強く剪定しても回復力があるので、初心者でも扱いやすい樹種です。

ただし、開花中に剪定すると花が少なくなることがあるので注意しましょう。花を楽しみたい時期は剪定を控え、生育が始まる前の春か、花が落ち着いた秋頃に整えるのがおすすめです。

低木で手間を抑えつつ、生垣に季節の彩りを加えたい方はアベリアを選択肢に入れてみましょう。

ボックスウッド

ボックスウッドは、コンパクトな樹形を維持しやすい、洋風庭園に適した低木です。

成長が遅いため頻繁に剪定する必要がなく、樹形が自然に整いやすいのが魅力です。縁取り植栽やボーダーガーデンにも広く使われており、ヨーロッパ風の整形庭園によく似合います。

樹高は0.5〜1.5m程度で、小規模な生垣や花壇の縁取りに特に向いています。

ただし、高温多湿の環境には弱い面があり、風通しの悪い場所では病気が発生しやすくなることには注意しましょう。

植栽する時に日当たりと通気性のよい場所を選ぶことが、ボックスウッドを長く健康的に育てるポイントです。

小規模な洋風ガーデンを作りたい方は、生垣としてボックスウッドを植えることを検討してみましょう。

ローズマリー

ローズマリーは、香りと実用性を兼ね備えたハーブ系の生垣樹種です。

乾燥に強く、地中海性気候を原産とするため、日当たりのよい場所では勢いよく育ちます。

冬から春にかけて青紫色の可憐な花を咲かせ、観賞用としても楽しめます。収穫して料理に使えるのも、ほかの生垣樹種にはない独自の魅力です。

管理方法は比較的シンプルで、開花したあとに軽く整える程度で形を保てます。

ただし、強剪定には弱く、木質化した太い枝を大きく切り戻すのは避けるのが基本です。

また、湿気に影響を受けやすいので、水はけのよい場所へ植えることも意識する必要があります。

ナチュラルガーデンやハーブガーデンを目指す方は、ローズマリーをぜひ取り入れてみましょう。

ヒイラギナンテン

ヒイラギナンテンは、外からの侵入をしっかりと防ぎながら、花や実も楽しめる低木です。

葉に鋭いトゲがあるため、境界部分に植えることで外部からの侵入を防ぐ効果が期待できます。

日陰にも比較的強く、北向きや建物の陰になる場所にも植栽しやすい樹種です。

ヒイラギナンテンは冬から春にかけて黄色い花を咲かせ、そのあとに青紫色の実がなります。

樹高は1〜2m程度で、成長スピードも遅いため、頻繁に剪定する必要はありません。枝が伸びすぎた場合は開花したあとに整えるとよいでしょう。

なお、剪定する時はトゲによる怪我を防ぐために、手袋を着用することをおすすめします。

防犯対策と見た目の豊かさを両立したい方は、ヒイラギナンテンを選択肢のひとつに入れてみましょう。

花が咲くおしゃれな生垣・低木4種類

生垣は目隠しや境界としてだけでなく、花木として庭を彩る役割も十分に果たせます。

そこで、「花が咲く生垣にしたい」という方のために、季節ごとの花色や開花時期などが異なる樹種を4種類紹介します。

⚫︎白い花のウツギ・バイカウツギ
⚫︎ピンク・赤の花のサツキ・ツツジ
⚫︎黄色い花のレンギョウ
⚫︎香りが楽しめるジンチョウゲ

花を庭づくりの主役にしたい方はぜひ参考にしてくださいね。

白い花のウツギ・バイカウツギ

ウツギやバイカウツギは、初夏に爽やかな白花を楽しめる花木で、明るい雰囲気の生垣を作りたい場合に向いています。

開花量が多く、花が一斉に咲く時期は庭全体を白く彩るほどの存在感があります。

ナチュラルな雰囲気を演出しやすく、やわらかいデザインの庭とよく合う点も魅力です。

開花時期は5〜6月頃です。剪定は基本的に開花したあとすぐに行います。

花芽は前年の枝につくため、秋や冬に剪定すると翌年の花が咲かなくなることがある点には注意しましょう。

また、落葉樹である性質上、冬は葉が落ちて枝だけになることも覚えておきましょう。

生垣に季節感と清涼感のある花木を取り入れたい方は、ウツギやバイカウツギを選んでみてはいかがでしょうか。

ピンク・赤の花のサツキ・ツツジ

サツキやツツジは、春から初夏にかけて鮮やかな花を楽しめる樹種です。

花の色の種類が豊富で、ピンクや赤はもちろん、白や紫など好みに合わせて選べることが魅力として挙げられます。

刈り込みへの耐性が高く、生垣として使われることも多いため、初心者でも安心して選びやすいでしょう。

開花時期の目安は、ツツジが4月中旬〜5月上旬頃、サツキが5月中旬〜6月中旬頃です。

剪定は開花後すぐに行うのがおすすめで、この時期を逃すと翌年の花芽を切り落とすことになります。

また、ツツジ類は酸性寄りの土壌を好むため、植栽する前に土質を忘れずに確認しておきましょう。

以上のことから、サツキやツツジは花を主役にしたい庭、春の彩りをたっぷり楽しみたい方におすすめします。

黄色い花のレンギョウ

レンギョウは、葉が広がる前に枝いっぱいの黄色い花を咲かせる花木です。

開花した時の存在感が非常に大きく、庭の景観に鮮やかなアクセントをもたらします。

落葉樹なので冬は枝だけになりますが、春先の花の美しさはほかの樹種にはない個性的な魅力であるといえるでしょう。

3〜4月頃に開花するレンギョウは、4〜5月頃が剪定におすすめのタイミングです。夏以降に剪定すると、翌年の花芽を落としてしまうので注意しましょう。

また、勢いよく成長し、枝が広がりやすい性質上、スペースが十分ある場所に植えるか、定期的に樹形を整えることが必要となります。

春の庭に明るい黄色を取り入れたい方は、レンギョウを選んでみましょう。

香りが楽しめるジンチョウゲ

ジンチョウゲは、日本を代表する芳香樹のひとつで、香りを楽しむ庭づくりに最適な花木です。

樹形がまとまりやすく、強剪定をあまり必要としないため、比較的手間をかけずに管理できます。

開花時期は2〜4月頃で、冬の終わりから春先にかけて甘い香りを周囲に広げます。

樹高は1〜1.5m程度とコンパクトで、狭いスペースにも植えやすい点も魅力です。

ただし、移植を嫌う性質を持つので、植える場所は慎重に決めましょう。

また、水はけが悪い環境では根腐れを起こしやすい特徴も持っています。植栽する前に、土壌の排水性を確認することも重要です。

2〜4月の段階で香りを楽しみたい方や、コンパクトで管理しやすい花木を探している方には、ジンチョウゲは有力な選択肢となりますよ。

洋風の庭に合うコニファー・針葉樹の生垣4種類

洋風住宅やヨーロッパ風の庭には、すっきりとした樹形と豊かな葉色が特徴的なコニファー・針葉樹がよく合います。

緑だけでなく黄緑や青みを帯びた葉色が揃っており、庭のデザインアクセントとしても活用できる点が魅力です。

ここでは、洋風の庭に合うコニファー・針葉樹を4種類解説します。

⚫︎ゴールドクレスト
⚫︎エメラルドグリーン
⚫︎ブルーアロー
⚫︎ニオイヒバなどヒバ系の庭木

定番の明るい黄緑色のものからスタイリッシュなタイプまで網羅しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

ゴールドクレスト

ゴールドクレストは、明るい黄緑色の葉が洋風住宅に映える人気のコニファーです。

円錐形の整った樹形が美しく、シンボルツリーとして単独で使われることも多いですが、列植することで生垣としても機能します。

一年中葉色を楽しめるため、季節を問わず庭を華やかに見せる効果があります。

ただし、高温多湿に弱く、夏の管理には注意が必要です。

蒸れを防ぐために風通しを確保しつつ、枝の込み合った部分は定期的に透かし剪定を行うとよいでしょう。

また、強剪定は枯れる原因になるので、樹形を大きく変えるような切り方は避けるのが無難です。

以上のことから、ゴールドクレストは洋風の庭に明るいアクセントを加えたい方に向いている樹種といえますよ。

エメラルドグリーン

エメラルドグリーンは、美しい円柱形を自然に維持しやすいコニファーです。

葉が密に茂ることから目隠し効果が高く、樹形が乱れにくいため、管理の手間が比較的少ない樹種です。

名前のとおり、鮮やかな緑色の葉が一年中美しく茂ることも特徴です。そのため、洋風から和モダンまで幅広いデザインの庭に合わせやすいといえます。

また、成長スピードは緩やかで、剪定が必要な頻度は少なく、維持コストを抑えられます。

なお、ゴールドクレストと同様に蒸れに弱い性質があるため、風通しを良くしておくことが大切です。

均一に並べて植えると統一感のある生垣に仕上がるので、シルエットの美しさを重視する方は選択肢に入れておきたいコニファーです。

ブルーアロー

ブルーアローは、青みを帯びた葉色とスリムな樹形が特徴的で、スタイリッシュな庭に合う針葉樹です。

縦に細くまとまる樹形は、限られたスペースにも植えやすく、庭の景観における縦のアクセントとして効果的です。

そのため、洋風住宅の外構に取り入れると、すっきりとした上品な印象を演出できます。

また、成長は比較的緩やかで、樹形が自然にまとまりやすい性質上、剪定に手間がかかりません。

ただし、排水性のよい場所を好み、過湿な環境では根が弱りやすいため、土壌環境を確認してから植えることがおすすめです。

モダンでスタイリッシュな庭づくりを目指す方は、ブルーアローを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ニオイヒバなどヒバ系の庭木

ニオイヒバをはじめとするヒバ系の庭木は、コニファーのなかでも育てやすく、生垣への活用に向いている樹種群です。

耐寒性が高い点が大きな特徴として挙げられます。葉が密生する性質もあるので、寒冷地でも安定した目隠し効果を発揮するでしょう。

また、品種が豊富であることも魅力のひとつです。樹高や葉色の異なる品種から、自分好みの生垣に仕上げたい方にもぴったりでしょう。

管理する際は、蒸れを防ぐために風通しを確保することと、枝が密集したら透かし剪定を行うことを意識することがポイントです。

なお、成長速度は品種によって異なります。植える前に品種の特性を確認しておくと、管理の計画が立てやすくなりますよ。

寒冷地にお住まいの方は、寒さに強いニオイヒバなどヒバ系の庭木で生垣を作ってみましょう。

和風の庭に合う伝統的な生垣・目隠し庭木4種類

日本の伝統的な庭には、和の風情を引き立てる生垣が欠かせません。

古くから日本の庭で使われてきた樹種は、住まいの雰囲気にしっくりと馴染み、季節を感じさせる景観をつくり出せる魅力があります。

和風の庭に合う伝統的な生垣・目隠し庭木は、主に以下の4種類です。

⚫︎クロチク・ホウライチクなど竹類
⚫︎アラカシ・シラカシなどカシ類
⚫︎ウバメガシ
⚫︎チャノキ

ここでは、和風の庭にぴったりな生垣・目隠し庭木の特徴や剪定の注意点などを解説します。

クロチク・ホウライチクなど竹類

クロチクやホウライチクなどの竹類は、和風庭園らしい風情をもっとも鮮やかに演出できる植物のひとつです。

青々とした細い葉と均一に並ぶ幹が、日本の庭にぴったりな美しい景観をつくり出してくれます。成長が早いため、短い期間で高さのある目隠し効果を得やすいのも特徴です。

一方、根が地中を横に広がる性質には注意が必要です。放置すると隣地に侵入してトラブルになることがあるので、地下に防根シートを設置して、根が広がりすぎないように対策しましょう。

生垣の管理に慣れていない方は、植栽する時に、根止め対策も専門業者へ相談することをおすすめします。

アラカシ・シラカシなどカシ類

アラカシやシラカシをはじめとするカシ類は、丈夫で目隠し性能に優れた、和風生垣の定番樹種です。

常緑性で一年中葉をつけているほか、耐久性が高いので、長期間にわたって生垣を安定して維持できます。

また、葉が密に茂ることから遮蔽性も十分で、プライバシーをしっかりと守りたいという方に特におすすめです。

ただし、カシ類は樹高が高くなりやすいため、希望の高さで維持するには定期的に剪定する必要があります。

剪定は年1〜2回、6〜7月頃と10〜11月頃が目安です。成長すると幹が太くなり剪定作業に手間がかかりやすいので、管理サイクルは早めに確立しておきましょう。

高さのある本格的な和風生垣を作りたい場合は、アラカシ・シラカシなどカシ類がもっとも適しているといえますよ。

ウバメガシ

ウバメガシは丈夫で潮風に強く、さまざまな環境に適応できる樹種です。

痩せた土地でも育ち、高温や乾燥にも比較的強いので、生育条件が厳しい場所でも安定した生垣を作りやすいのが特徴です。

また、葉が密に茂る性質もあることから防風効果が高く、沿岸地域での生垣にも広く取り入れられています。

剪定に対する耐性が高いことも魅力のひとつです。刈り込んでもしっかりと芽吹くため、樹形を維持しやすい生垣を探している方にもおすすめです。

潮風が当たる立地や土壌条件が厳しい場所でも、和風の庭に合う生垣を作りたい場合は、ウバメガシをぜひ取り入れてみましょう。

チャノキ

チャノキは、茶葉の原料として広く知られていますが、和風庭園に馴染みやすい生垣樹種としても優れた特性を持っています。

常緑性で一年間葉をつけるチャノキは、秋には白い花を咲かせます。花は小ぶりながら清楚な印象で、和の庭の落ち着いた景観によく合うのが魅力です。

成長スピードは中程度で、剪定には比較的強いことから、樹形を維持しやすい樹種といえます。剪定は、春の新芽が出たあとと秋の2回行うとよいでしょう。

また、日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも育つほどの適応力もあります。

茶葉として収穫する楽しみも持ちたい方には、チャノキは特に魅力的な選択肢になるでしょう。

生垣選びの注意ポイントと手入れのコツ

せっかく生垣を選んでも、植え場所や管理方法が合っていなければ、枯れたり樹形が崩れたりする原因になります。

生垣を植えたあとに「こんなはずではなかった」とならないために、以下のポイントを事前に確認しておくことが大切です。

⚫︎植える場所の日当たりと土
⚫︎成長スピードと最終的な高さ
⚫︎剪定の頻度と時期
⚫︎支柱の種類と必要性

ここでは、生垣を長く美しく保つための注意ポイントと手入れのコツを解説します。

植える場所の日当たりと土を確認

樹種ごとの生育条件に合った場所に植えることが、生垣を長持ちさせる基本です。

生垣に使われる多くの植物は、日照不足だと花付きや生育が不十分になり、水はけの悪い土壌では根腐れが起きやすくなります。

また、土壌環境が合っていないと成長速度が落ち、樹形を維持しにくくなる弊害もあります。

そのため、樹種ごとに合った生育条件を事前に把握しておくことが大切です。

たとえば、ドウダンツツジは日当たりと水はけのよい場所を好みますが、ヒイラギナンテンは半日陰でも育てやすい樹種です。

また、ツツジ類は酸性寄りの土壌を好むため、植栽する前の土質を確認しておくことが特に重要となります。

このように、自分の庭の日当たりや排水性、土質を確認したうえで、その環境に適した樹種を選ぶことが生垣づくりで失敗しないための第一歩といえます。

成長スピードと最終的な高さを確認

将来の大きさまで考えて樹種を選べば、生垣に関する長期的なトラブルを防ぎやすくなります。

植えたあとに想定より大きく育つと、剪定コストが増えるだけでなく、隣地に飛び出たり日照を妨げたりするトラブルの原因になることがあります。

購入時の苗が小さくても、樹種によって成木サイズは大きく異なるため、必ず成木後の樹高を確認しておきましょう。

希望する高さに近いサイズで維持しやすいか、という視点で樹種を選ぶと、長期的な管理コストを抑えやすくなりますよ。

また、隣地との距離が近い場所では、コンパクトに維持できる低木や成長スピードが緩やかな樹種を選ぶことをおすすめします。

剪定の頻度と時期を把握

美しい生垣を維持するうえでは、樹種に合った適切な剪定方法を理解しておくことが不可欠です。

剪定は樹形を整えるだけでなく、日光や風通しを確保して病害虫の発生を抑える効果もあります。

花芽の時期に合わせた剪定すれば、翌年の花つきを守りながら樹形を維持できますよ。

反対に、樹種ごとの適切な剪定時期を把握できていないと、花が咲かなくなったり、枯れてしまったりすることもあるので注意が必要です。

なお、「剪定のやり方が合っているか自信がない」「いつ剪定するべきかわからない」という方は、業者に定期的な管理を依頼することがおすすめです。

支柱の種類と必要性をチェック

樹木の根付きを安定させるためには、植栽した直後に支柱で固定することが重要です。

支柱は倒伏防止と根付き安定の両方に役立つため、特に強風にさらされやすい立地では欠かせません。逆に支柱なしで植えると、強風や豪雨の際に幹が揺れて根が傷み、成長を妨げてしまうことがあります。

なお、支柱の種類は立地や樹高に応じて選ぶことが大切です。

支柱の種類 特徴 向いているケース
一本支柱 幹に添わせてシンプルに固定 低木・小さめの樹木
八つ掛け支柱 3方向から斜めに支える 中高木・強風地帯
布掛け支柱 複数本を横棒でつなぐ形 生垣など並列植栽

複数の苗木を並列して植えているときは、布掛け支柱を使いましょう。低木や小さめの樹木には、幹に添わせて固定する一本支柱で十分です。

強風が吹きやすい地域にお住まいの場合や、ある程度高い樹木のときは、八つ掛け支柱がおすすめです。

この表を参考にしながら、樹高や植栽する立地の風の強さに応じて支柱の種類を選んでみましょう。

生垣の種類に関するよくある質問

生垣のことを詳しく調べているうちに、新たな疑問点がどんどん浮かんできてた方も多いのではないでしょうか。

ここでは、生垣の種類に関するよくある質問とその答えをまとめました。

生垣についてわからないことがある方は、ぜひ一度目を通してみてくださいね。
質問
生垣におすすめな樹種はありますか?
回答
生垣にはさまざまな樹種がありますが、目的によっておすすめの樹種は異なります。

以下の表は、目的別におすすめの樹種をまとめたものです。

目的 おすすめ樹種
目隠し・遮蔽を重視したい シラカシ、マサキ
華やかな見た目にしたい レッドロビン
香りを楽しみたい キンモクセイ
管理の手間を抑えたい ツゲ、ボックスウッド

遮蔽性を重視するなら葉が密に茂るシラカシやマサキ、華やかさを求めるならレッドロビン、香りを楽しみたいならキンモクセイがそれぞれ向いています。

管理のしやすさを優先するなら、成長が穏やかなツゲやボックスウッドも選択肢になります。

樹種を選ぶ時は、「生垣を作りたい目的はそもそもなにか?」をまずは明確にしてみましょう。
質問
手入れのいらない常緑樹はどんな種類ですか?
回答
完全に手入れが不要な樹木はありませんが、ツゲやボックスウッド、アベリアのように管理の手間が少ない樹種は存在します。

ツゲやボックスウッドは一年中葉をつける常緑樹で、成長が緩やかなため剪定回数を抑えやすいのが特徴です。

アベリアは寒冷地では冬に葉を落とすことがある半常緑樹ですが、病害虫に強く丈夫なため、維持コストを抑えたい方に向いています。

いずれも初心者でも扱いやすく、剪定は基本的に年1〜2回で十分です。

手入れの手間をできるだけ抑えたい場合は、成長が穏やかで病害虫に強い樹種を優先して選ぶとよいでしょう。
質問
垣根にできる木はありますか?
回答
常緑樹を中心に、多くの庭木が垣根として利用できます。

なかでも、葉が密生して刈り込みに強く、樹形を維持しやすい樹種が垣根に向いています。

たとえば、目隠しを重視する場合はシラカシやマサキ、道路沿いや大気汚染が気になる場所にはマサキ、洋風の外構に合わせたいときはプリペットやカイヅカイブキを選んでみるとよいでしょう。

これらは全国的に生垣としての利用実績が多く、管理方法の情報も豊富に揃っているので、比較的取り入れやすいでしょう。

設置場所の日当たりや目的に合わせて選べば、長期間にわたって美しい垣根を維持しやすいですよ。

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この記事では、生垣に使える27種類の樹種と、選ぶときのポイントを紹介してきました。

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