庭の木を自分で切る方法を解説!
必要な道具や時期、業者に頼む場合の費用も紹介
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庭の木を切る方法に悩んでいませんか?

庭木の伐採には適切な時期、専用の道具、そして正しい手順があり、これらを知らずに作業すると思わぬケガや近隣トラブルにつながる場合があります。

この記事では、自分で安全に庭の木を切る方法から、業者に依頼する際の費用相場、隣家の枝に関する法律や言い伝えまで、庭木に関するあらゆる疑問を一気に解決します。

これから伐採を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

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庭の木を切る前に知っておきたいポイント

庭の木を切る作業は、思いつきで始めると思わぬ事故や近隣トラブルを招くことがあります。

事前に自分で切れる木の見極め、適切な時期の選定、そして伐採と抜根の違いという3つの基本ポイントを押さえておきましょう。

自分で切れる木と業者に頼むべき木

庭木の伐採は危険を伴う作業であり、木のサイズや周辺環境によって自分でできるか業者に依頼すべきかを慎重に判断する必要があります。

判断の目安は、木の高さや幹の太さ、周辺の建物や電線との距離などです。

判断項目 自分で切れる目安 業者に依頼すべき目安
木の高さ 自分の身長以下〜3m未満 3m以上の高木・大木
幹の直径 10cm程度まで 20cm以上の太い幹
周辺環境 倒すスペースが十分にある 家屋・電線・隣家が近い
必要な機材 手動工具や小型チェーンソー 高所作業車や重機が必要

身長以下の小さな庭木であれば自力での対応も可能ですが、庭木の高さが大きい場合は業者への依頼を検討したほうが良いでしょう。

落下した枝が人に直撃するリスクがあるため、無理な作業は禁物です。少しでも不安を感じる規模であれば、専門業者に相談しましょう。

木を切るのに適した時期と避ける季節

伐採は一年中いつでもできるわけではなく、樹木の生態に合わせた時期を選ぶことで作業効率と安全性が大きく変わります。

適しているのは、樹液の流れが止まる落葉期から休眠期です。

時期 適性 理由
11月〜3月(休眠期) ◎ 最適 樹液が止まり水分が少なく軽い、害虫も少ない
4月〜5月(成長期) △ 注意 樹液が活発で重く、切り口から樹液が流れやすい
6月〜8月(夏季) × 不向き 水分量が多く重い、害虫やスズメバチが活発
9月〜10月(秋) ○ 良好 気候が穏やかで作業しやすい

一般的には木の休眠時期である秋の終わりごろから春の始まり(9月〜3月)に伐採するのがよいとされています。冬季は葉が落ちて見通しがよく、害虫も少ないため初心者にも作業しやすい季節です。

伐採と抜根の違い

庭木を撤去する際には「伐採」と「抜根」という2つの作業がありますが、その違いを理解しておくことが重要です。両者は似ているようで、作業内容も費用も大きく異なります。

伐採とは立木を根元から切断し、切り株の状態にする作業のことです。一方の抜根は、伐採後に残った根を地中から掘り起こして撤去する作業を指します。土地を再利用したい場合や、切り株の腐食・シロアリ発生を防ぎたい場合には抜根まで行う必要があります。

木の根は地中に強く張っているため、抜根は伐採よりも重労働になり、費用も高くなる傾向があります。一般家庭ではシャベルなどを使った手動作業も可能ですが、太い木の場合は業者に依頼するのが現実的です。

自分で庭の木を切るときに必要な道具

剪定バサミと剪定ノコギリ

細い枝や中程度の太さの幹を切る際に欠かせないのが、剪定バサミと剪定ノコギリです。電動工具と違って音が静かで取り回しもよく、初心者でも扱いやすい点が魅力と言えます。

剪定バサミは直径2cm程度までの細い枝に適しており、片手で握って切断できる手軽さがあります。それ以上の太さになると剪定ノコギリの出番となり、5〜10cm程度までの枝や幹を切断可能です。

低木の手入れや、伐倒前の下枝処理にはこの2つで十分対応できるでしょう。

チェーンソーと電動ノコギリ

幹の直径が10cmを超えるような太い木を切る場合は、チェーンソーや電動ノコギリが必要です。これらの動力工具は作業効率が高い反面、扱いを誤ると重大事故につながる危険性があるため、使用前に使い方などの知識習得が欠かせません。

業務として立木の伐木作業を行う場合には、労働安全衛生規則に基づく「伐木等の業務に関する特別教育」の受講が義務付けられています。家庭での使用であっても、これに準じた安全知識を身につけてから使うことが推奨されます。

特にチェーンソーは反発(キックバック)による事故が多いため、必ず両手でしっかりと持ち、刃先の動きに集中して作業しましょう。電動ノコギリはチェーンソーより扱いやすいものの、切断スピードはやや劣ります。

ヘルメット・防護メガネ・手袋

伐木作業は飛来・落下物による頭部損傷リスクが非常に高く、保護具の着用は絶対に怠ってはいけません。事業者の場合、労働安全衛生規則第484条においても、造林等の作業では保護帽(ヘルメット)の着用が定められています。個人で作業する場合でも、ヘルメットを着用して安全性を確保するべきです。

保護具 役割 選び方のポイント
ヘルメット 落下した枝からの頭部保護 厚生労働省規格適合の「労・検」ラベル付き
防護メガネ 切粉や木屑から目を保護 横からの飛散物も防げるゴーグル型推奨
作業用手袋 手のひらの保護と滑り止め 滑り止め加工付きの厚手タイプ
安全靴 落下物から足先を保護 つま先に鋼鉄板入りの先芯入り

保護帽は「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」のなど目的によって区分されており、伐木作業では飛来・落下物用が適しています。家庭での作業だからと軽視せず、必ず厚生労働省規格に適合した製品を選びましょう。少しの油断が大きな事故につながるため、保護具への投資は惜しまないことが大切です。

ロープ・脚立などの補助道具

伐倒方向を制御し、安全に作業を進めるためには補助道具も欠かせません。木の高さや作業環境に応じて、必要な補助道具を選びましょう。

具体的に必要となるのは以下の通りです。

  • ●高所の枝を切るための脚立
  • ●倒したい方向に引き寄せるためのロープ/li>
  • ●チェーンソーが挟まれた際に使うクサビ

追い口を入れた後は、クサビを打ち込むかロープで引き倒すのが基本的な手順とされています。脚立は安定した平地に設置し、必ず誰かに支えてもらうのが鉄則です。ロープは十分な強度のあるものを選び、引き手側の人は倒れる木から十分な距離を確保しましょう。

庭の木を自分で切る手順

庭の木を自分で切る際は、林業で使われる基本的な手順に従うことで、安全かつ確実に作業を進められます。

観察から後処理までの6ステップを正しい順序で行えば、初心者でも倒れる方向をコントロールでき、家屋やフェンスへの被害を防げるでしょう。それぞれの工程を詳しく見ていきます。

周囲の安全確認とスペース確保

伐採作業の第一歩は、徹底した安全確認です。まず伐倒する木をよく観察し、木の周囲を歩いて二方向から重心の向きを調べ、最も安全に倒せる方向を決定します。

確認すべきポイントは以下の通りです。

  • ●木が倒れ込むスペースの広さ
  • ●家屋や電線・隣家との距離/li>
  • ●作業中に万が一の事態が起きた際の退避経路

倒したい方向にスペースがない場合や、隣家・公共物に接触するリスクがある場合は、自分での作業を諦めて業者に切り替える判断も大切です。また、作業当日は風が強くないことも確認しましょう。風の影響で予想外の方向に倒れる事故は珍しくないからです。

作業を実施する際は、細心の注意を払って行いましょう。

下枝の切り落とし

幹に切り込みを入れる前に、邪魔になる下枝をあらかじめ落としておく「枝打ち」を行います。これは作業空間を確保すると同時に、伐倒時の事故を防ぐ重要な工程です。

下枝を残したまま伐倒すると、倒れた瞬間に枝が地面に当たって幹が跳ね返り、作業者に向かって飛んでくる「キックバック」が発生する危険があります。

下から順に剪定ノコギリで丁寧に処理することで、こうしたリスクを大幅に減らせます。チェーンソーを使用する際にも、下枝がない方がスムーズに刃を入れられるため、結果として作業効率も向上するでしょう。

幹に受け口を作る

倒したい方向の幹に「受け口」と呼ばれる切り込みを入れます。

受け口は木が倒れる方向を決定する重要な役割を担っており、正確に作る必要があります。

項目 基準
深さ 幹直径の約1/4
角度 約30〜40度
形状 底辺が水平、斜め切りで切り取る
位置 倒したい方向側

底辺を水平にし、斜めに切り込みを入れて切り取るのが基本です。受け口の角度を広めにとることで、伐倒木が大きく傾くまで受け口が開いた状態を保てるため、倒れる方向のコントロールを長く維持できます。

逆に角度が狭いと受け口が早く閉じてしまい、後述する「ツル」が早く切れて方向が定まらなくなるため注意しましょう。

追い口を入れて木を倒す

受け口の反対側から、水平に切り込みを入れていく工程が「追い口」です。受け口と追い口の間に意図的に残す部分を「ツル」と呼び、これが倒れる方向と速度を制御する蝶番の役割を果たします。

追い口を入れる高さは受け口の2/3程度の位置が目安で、ツルの幅は幹直径の1/10、または最低でも2cm残すのが基本です。ツルが薄すぎると倒れる方向が定まらず、厚すぎると倒れない、または裂ける危険があります。

追い口を一定の深さまで入れたらチェーンソーを置き、周囲の安全を再確認してからクサビを打ち込むか、ロープで引き倒します。木が倒れ始めたら速やかに退避経路を通って避難しましょう。

枝払いと玉切り

倒した木はそのままでは運搬できないため、枝を払って幹だけの状態にし、運びやすい長さに切断する「玉切り」を行います。この工程は、後の処分作業を大きく左右します。

玉切りの長さは、自治体のゴミ収集ルールに合わせて決めるのが効率的です。例えば、燃えるゴミとして出す場合はゴミ袋に入るサイズに切断する必要があるため、最初から処分形態を想定したサイズに切り揃えると無駄がありません。枝と幹を分けて積み上げておくことで、後の搬出作業もスムーズに進められるでしょう。

なお、玉切り中もチェーンソーの取り扱いには十分注意し、足元の安定を常に意識してください。
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