庭のマダニ対策を徹底解説!今すぐできる駆除方法や噛まれたときの対処法もご紹介
「庭の草むしりをしていたら、いつの間にかマダニに噛まれていた」ということは、珍しくありません。マダニは山林だけでなく、民家の庭にもごく普通に潜んでいます。

タダの虫刺されとは違い、マダニはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの恐ろしい感染症を媒介し、最悪の場合は命に関わる危険性もあるため警戒しなくてはなりません。

そこで本記事では、庭にマダニが発生する原因や効果的な駆除方法、噛まれないための予防策まで徹底解説します。大切な家族やペットの健康を守るために、正しい知識を身につけましょう。

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庭にマダニがいる?知らないと危険な身近なリスク

マダニは、山奥だけに生息する虫ではありません。実は、私たちのすぐ身近にある一般家庭の庭にも大量に潜んでいる可能性があります。そのため、まずはマダニ関する正しい知識をもつことが大切です。

●マダニが潜みやすい場所
●草むしりや庭仕事で噛まれやすい理由
●SFTSなどの感染症による健康被害

まずは、庭に潜むマダニがどれほど身近で危険な存在なのか、その実態を詳しく解説します。

マダニが潜みやすい場所

マダニは乾燥を嫌い、適度な湿度がある場所を好みます。庭の中で特に注意すべきなのは、以下の4カ所です。

●生い茂った雑草の葉の裏
●手入れされていない芝生
●庭木の植え込み
●放置された落ち葉の隙間

彼らは地面から数十センチほどの高さの草の葉先に待ち伏せし、人や動物が通りかかるのをじっと狙っています。一見するときれいに見える庭でも、手入れが届いていない茂みや、常に日陰で湿っているような場所がある場合は、すでにマダニの住処になっている可能性が極めて高い状態です。

草むしりや庭仕事で噛まれやすい理由

庭仕事や草むしりをしている最中は、マダニに噛まれるリスクが跳ね上がります。マダニには、草の葉先でじっと待ち伏せする習性があるからです。

草むしりの際は、必然的にマダニが潜む草むらに直接手や体を近づけることになります。さらに、マダニは動物が発する熱や二酸化炭素、振動を感知して飛び移るため、作業中の人間の体温や息、草を揺らす振動が絶好の合図になってしまうのです。

夢中で作業をしていると視線が手元に集中するため、体にマダニが取り付いても気づきにくく、被害に遭いやすくなります。

SFTSなどの感染症による健康被害

マダニの本当の恐ろしさは、単に血を吸われることではなく、危険な感染症を媒介しているところです。
感染症名 主な症状 潜伏期間 危険性と特徴
SFTS(重症熱性血小板減少症候群) 発熱、精神症状、消化器症状(嘔吐・下痢・腹痛) 6日〜14日 有効なワクチンや特効薬がなく、致死率は10〜30%に達する極めて危険な感染症
日本紅斑熱 高熱、特徴的な紅斑(赤い発疹)、頭痛、倦怠感 2日〜8日 マダニに刺されてから数日で急激に発症
早期に適切な抗菌薬による治療が必要
ライム病 遊走性紅斑(マダニ刺症を中心に広がる紅斑)、関節痛、筋肉痛 3日〜32日 放置すると病原体が全身に回り、神経症状や心疾患などの重篤な合併症を引き起こす恐れがある
なかでも代表的なのがSFTS(重症熱性血小板減少症候群)で、感染すると発熱や嘔吐を引き起こします。有効な特効薬がなく、最悪の場合は死に至ることもあります。

ほかにも、高熱や発疹が出る日本紅斑熱や、神経症状を伴うライム病など、多くの病原体を保有している可能性があります。

マダニの吸血は痛みを感じにくいため、発見が遅れやすいのが実情です。気づいたときには病原体が体内に侵入しているリスクがあるため、決して甘く見てはいけません。

庭にマダニが発生する原因

なぜ、山の中ではない普通の民家の庭にマダニが発生してしまうのでしょうか。マダニは、何もない場所に突然湧き出るわけではありません。そこには、マダニが生き延びやすい環境の条件と、外部からマダニが侵入してくるルートが存在します。

●雑草や落ち葉が茂る湿った環境
●ペットや野生動物による外からの持ち込み

庭にマダニが発生・定着してしまう、2つの大きな原因を紐解いていきましょう。

雑草や落ち葉が茂る湿った環境

マダニが大量発生する最大の原因は、庭がマダニにとって居心地の良い環境になってしまっていることです。マダニは乾燥に極めて弱く、以下の3つが揃った場所を好みます。

●適度な日陰
●高い湿度
●身を隠せる場所

手入れをせず放置された雑草や、敷地内に溜まった落ち葉、密集した庭木の植え込みなどは、日光を遮って地面の水分を保つため、マダニにとって最高のパラダイスです。

特に梅雨時期から秋口にかけては、草むらの中の湿度が一段と高くなるため、マダニが繁殖・活発化しやすい絶好のコンディションが整います。

ペットや野生動物による外からの持ち込み

庭に潜むマダニの多くは、動物の体に付着して外部から運ばれてきます。

代表的な侵入ルートは、散歩帰りの犬や外に出る猫といったペットです。散歩コースの草むらでペットの毛に飛び移ったマダニが、そのまま自宅の庭に落ちて住み着くケースがほとんどだと考えられます。

また、ネズミ、イタチ、タヌキ、野良猫などの野生動物が庭を横切る際、体に寄生していたマダニがパラパラと庭に脱落することもあります。こうして持ち込まれたマダニが、前述の湿った雑草の中で繁殖し、定着してしまうのです。

庭のマダニを駆除する方法

庭にマダニが発生してしまっても、正しい手順を踏めば、個人で徹底的に駆除・減らすことが可能です。マダニ駆除の基本は「今いるマダニを退治すること」と「マダニが生き残れない環境を作ること」の2つ。

●マダニ専用の殺虫剤を散布する
●雑草を刈り取り隠れ場所をなくす
●落ち葉や枯れ草をこまめに除去する
●ペットがいる家庭では安全な駆除薬を使う
●大量発生時には業者へ依頼する

ここでは、今日から実践できる具体的な駆除方法を5つのステップに分けて解説します。

マダニ専用の殺虫剤を散布する

手っ取り早く庭のマダニを退治したいときは、市販されているマダニ専用の殺虫剤を散布するのが効果的です。

一般的な蚊やハエ用の殺虫剤では、生命力の強いマダニには効き目が薄いことがあります。必ずパッケージに「マダニ」の登録・記載がある、ピレスロイド系などの殺虫剤を選んでください。

マダニが潜みやすい雑草の根元や、植え込みの奥、日陰の地面などに向けて、ムラなく散布します。雨上がりなどは薬剤が流れてしまうため、天気が良い日を選んで散布するのがポイントです。

雑草を刈り取り隠れ場所をなくす

薬剤の散布と並んで重要なのが、マダニの隠れ場所を物理的に奪うことです。庭の雑草が伸び放題になっているなら、すぐに草刈りを行いましょう。

マダニは草の葉先で待ち伏せる習性があるため、草を短く刈り取るだけで、物理的に生息できなくなります。草がなくなることで庭全体の風通しが良くなり、マダニが大嫌いな乾燥した環境を作り出すことができます。

刈り取った雑草はマダニが付着している可能性が高いため、庭に放置せず、すぐにゴミ袋に密閉して処分してください。

落ち葉や枯れ草をこまめに除去する

雑草だけでなく、庭の隅に溜まった落ち葉や枯れ草、剪定した枝の放置もマダニの温床になります。これらは、こまめに掃除して除去しましょう。

重なり合った落ち葉の下は、雨が降ったあとも水分が抜けにくく、マダニにとって最高の加湿シェルターになってしまいます。ほうきやレーキを使って敷地内の落ち葉を掃き出し、地面に直接日光が当たる面積を増やすよう意識してください。

庭の風通しと日当たりを改善して、湿気がこもる隙間をなくしていきましょう。

ペットがいる家庭では安全な駆除薬を使う

犬や猫を飼っているご家庭の場合、庭に強い殺虫剤を撒くのはペットの健康面に不安が残ります。誤飲や皮膚への付着の恐れがあるため、無闇に殺虫剤を散布するのは禁物です。

庭への薬剤散布はペットが立ち入らないエリアに限定するか、動物に無害な天然由来成分(ピレトリンなど)の屋外用スプレーを使用しましょう。同時に、ペット自身に動物病院で処方された「ノミ・マダニ駆除薬」を毎月定期的に投与するのがおすすめです。

これにより、万が一庭のマダニがペットに飛び移っても、吸血を始める前に退治できます。

大量発生時には業者へ依頼する

●敷地が広すぎてどこから手をつければいいか分からない
●自分で草むしりをするだけでマダニに噛まれそうで怖い
●殺虫剤を撒いても一向に減らない

上記の場合は、無理をせずプロの駆除業者に依頼しましょう。

マダニが大量発生している場合、素人の目では見落としがちな床下や物置の隙間、生垣の奥深くまで住処になっているケースがあります。

プロの業者であれば、安全で強力な業務用薬剤を使用し、マダニの発生源を根本から高確率で死滅させてくれます。草刈りから処分、再発防止の薬剤散布まで一貫して任せられるため、安全かつ確実です。

庭でマダニに噛まれてしまったときの対処法

マダニに噛まれてしまった際は、焦って間違った対処をしてはいけません。マダニの吸血行動には大きな特徴があり、初期対応を誤ると感染症のリスクを跳ね上げてしまいます。

●無理に引き抜かず皮膚科を受診
●ペットが噛まれたら動物病院で処置
●数週間は発熱・発疹などの症状がないか確認

もし自分や家族、ペットがマダニに噛まれてしまった場合の、正しい3つのステップを解説します。

無理に引き抜かず皮膚科を受診

マダニに噛まれているのを見つけても、指でつまんで無理に引き抜こうとしないでください。

マダニは顎(口器)を皮膚の奥深くに突き刺し、セメントのような物質でがちがちに固定して血を吸います。無理に引っ張ると、マダニの頭部や口器だけが皮膚の中にちぎれて残り、化膿や感染症の原因になってしまいます。

また、虫体を強くつまむことで、病原体が含まれる可能性があるマダニの体液が逆流し、人間の体内に一気に流れ込む危険もあります。

触らずそのままの状態で、すぐに皮膚科を受診してください。

ペットが噛まれたら動物病院で処置

人間だけでなく、犬や猫などのペットがマダニに噛まれているのを発見した場合も、飼い主がピンセットなどで無理に取るのはNGです。すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

犬や猫の皮膚は人間よりも薄く毛に覆われているため、口器が残りやすいだけでなく、傷口から細菌感染を起こして炎症を起こすリスクがあります。

動物病院であれば、専用の器具を使って安全にマダニを完全除去してくれるほか、その場でマダニを即死・落下させる駆除薬を投与してもらうことも可能です。

「これくらい大丈夫」と放置せず、プロの手で安全に処置してもらいましょう。

数週間は発熱・発疹などの症状がないか確認

病院でマダニを除去してもらったあとも、しばらくは油断ができません。マダニが媒介する感染症には、数日から数週間の潜伏期間があるためです。

マダニに噛まれたあとは、最低でも2週間〜3週間は、体調の変化に細心の注意を払ってください。
もしこの期間中に、以下のような症状がみられた場合は、すぐに医療機関(人間の場合は内科、ペットの場合は動物病院)を受診しましょう。

●38度以上の発熱
●吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状
●噛まれた傷口の周りや全身に出る赤い発疹(紅斑)
●激しい頭痛や倦怠感、関節の痛み

受診の際は、医師や獣医師に「〇月〇日頃に庭でマダニに噛まれた」と明確に伝えてください。病原体の早期発見、早期治療の重要な鍵となります。

庭でマダニに噛まれない・寄せ付けない対策

マダニの脅威から身を守るために、最も大切なのは噛まれる前に防ぐことです。庭仕事やガーデニングを安全に楽しむためには、マダニを自分の体に近づけない工夫と、庭そのものをマダニの嫌う環境に維持する日頃の予防が欠かせません。

●長袖・長ズボン・手袋で肌を守る
●ディート・イカリジン配合の虫除けを使う
●庭仕事のあとは服とペットをチェック
●定期的な草刈りで住みつかせない

庭でマダニに噛まれない・寄せ付けない対策として、4つの方法を紹介します。

長袖・長ズボン・手袋で肌を守る

庭仕事をする際は、季節に関わらず肌の露出をゼロにするのが基本中の基本です。

作業時は長袖・長ズボンはもちろん、作業用手袋、帽子、長靴を着用しましょう。さらに効果を高めるには、ズボンの裾を長靴の中に入れ、袖口は手袋の中に入れ込んで隙間をなくすのがポイントです。

また、着用する服は白や明るい色を選ぶのがベターです。マダニが服に付着したときに黒い粒として目立つため、皮膚に到達する前にすぐに見つけて払い落とすことができます。

ディート・イカリジン配合の虫除けを使う

市販の虫除けスプレーは、正しく選べばマダニに対しても極めて高い効果を発揮します。購入する際は、有効成分に「ディート」または「イカリジン」が配合されているものを選んでください。

これらの成分は、マダニが人や動物を察知するセンサーを狂わせ、吸血行動を起こさせなくする効果があります。お出かけ前や庭仕事の直前に、服の上からだけでなく、首元や手首なにもむらなくスプレーしましょう。

ディートは高濃度(30%)のものが、イカリジンは肌に優しく子供にも制限なく使える15%のものが、マダニ対策として推奨されています。

庭仕事のあとは服とペットをチェック

庭作業が終わって家に入る前に、マダニの持ち込みチェックをルーティンにしましょう。

マダニは服に付着したあと、数時間をかけて吸血しやすい柔らかい肌へと移動します。そのため、家に入る前に玄関の外で服をはたき、マダニがついていないか確認するだけで、噛まれるリスクを大幅に減らせます。

犬や猫が、庭で遊んだあとや散歩のあとも同様です。毛並みをかき分けて、特に耳の周り、縁、指の間、お腹まわりに小さな虫がついていないか念入りにチェックしてください。

定期的な草刈りで住みつかせない

マダニを庭に寄せ付けないための根本的な対策は、彼らが住み着けない環境をキープし続けることです。

マダニは湿気と日陰を好むため、月に1〜2回など、定期的に庭の草刈りを行うことが最大の予防策になります。雑草を常に短く保ち、風通しと日当たりを良くしておけば、庭の地面が乾燥してマダニは生息できません。

また、敷地内の風通しを悪くする原因になるプランターの乱雑な配置を避け、不用品や粗大ゴミなども放置しないよう整理整頓を心がけましょう。

庭のマダニ対策でよくある質問

庭のマダニ対策を進めるうえで、多くの人が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。マダニの生態や意外な落とし穴を知ることで、より完璧な予防と対策ができるようになります。
質問 庭にはどんな種類のマダニがいますか?
回答 日本には約50種類のマダニが生息していますが、一般的な民家の庭やその周辺の草むらで特によく見られるのは「フタトゲチマダニ」や「タカサゴキララマダニ」、「ヤマトマダニ」などです。

なかでもフタトゲチマダニは日本全国に広く分布しており、SFTSのウイルスを媒介する代表格として知られています。体長は吸血前で2ミリメートル〜5ミリメートル程度ですが、血を吸うと大豆ほどの大きさに膨れ上がります。

どの種類であっても危険な感染症を保有している可能性があるため、庭にいる小さなダニだからと油断してはいけません。
質問 マダニは家の中にも入ってきますか?
回答 マダニが自ら好んで家の中に侵入し、そこで繁殖することはありません。家の中はマダニが生きるために必要な高い湿度や植物(草木)がないため、基本的には乾燥して死んでしまうからです。

ただし、人やペットの体、あるいは衣類にくっついたまま誤って家の中に持ち込まれるケースは多々あります。

家の中に持ち込まれたマダニが衣服から床に落ち、室内にいる人間やペットに飛び移って吸血を始めるトラブルは少なくありません。

庭仕事のあとは必ず玄関の外で服をはたき、室内にマダニを一匹も入れないよう対策しましょう。
質問 冬場でも庭にマダニはいますか?
回答 ダニは夏のものと思われがちですが、冬場であっても庭にマダニが潜んでいる可能性は十分にあります。

マダニが最も活発に活動するのは春から秋にかけてですが、種類によっては成虫や若虫の状態で冬を越します。

冬の間は、庭の落ち葉の下や枯れ草の根元など、湿度が保たれた場所でじっと寒さを耐え忍んでいるのです。

そのため、冬場に枯れ葉の片付けや庭木の剪定を行う際にも、マダニに噛まれるリスクはゼロではありません。

寒い季節であっても、茂みに触れる作業をする時はしっかり肌を保護して臨みましょう。

庭のマダニ駆除ならお庭の大将にお任せください

民家の庭にも潜むマダニは、命に関わる感染症を媒介する危険な害虫です。繁殖を防ぐために、定期的な草刈りや落ち葉拾いで、マダニが好む日陰と湿気をなくす環境作りを行いましょう。庭で大量発生してしまった場合や、自分で草むしりをするのが不安な場合は、無理をせずプロの力を頼るのがベストです。

お庭の大将では、マダニの特性を熟知したプロのスタッフが、お客様の敷地を徹底的に調査します。安全かつ効果の高い薬剤散布はもちろん、マダニの住処となる雑草の刈り取りから処分まで一貫してスピーディーに対応可能です。

小さなお子様や大切なペットが安心して遊べる、安全で快適な庭づくりを全力でサポートします。庭の草むしりやマダニ対策にお困りの方は、ぜひ一度「お庭の大将」へお気軽にご相談ください!

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