

そこでこの記事では、高くなりすぎた木を低く抑える「芯止め」の方法や、自分で安全に剪定するための手順・道具を解説します。さらに、剪定に最適な時期や業者に依頼した場合の料金相場、大怪我を防ぐための注意点まで網羅しました。
この記事を読めば、高い木の剪定に関する悩みがすっきり解決します。安全第一で、すっきりとした綺麗な庭を取り戻しましょう!
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高くなりすぎた木の剪定は「芯止め」で低くする

●芯止めとは木の高さを下げる剪定
●翌年以降の剪定もラクになる
●芯止めを判断する高さの目安
まずは、芯止めの基本概要や、得られるメリットについて詳しく見ていきましょう。
芯止めとは木の高さを下げる剪定
植物は、頂点の芽が最も勢いよく伸びる性質(頂芽優勢)を持っています。この頂点を切ることで、上への成長をストップさせ、エネルギーを横の枝へと分散させることが可能です。
「これ以上木を高くしたくない」「脚立が届く範囲に収めたい」という場合に、高さを一定に維持するために行われる効果的な手入れ方法です。
翌年以降の剪定もラクになる
木が高くなりすぎると、毎年の剪定に高所での危険な作業が伴います、しかし、芯止めで高さを低く抑えておけば、地面や低い脚立からでも安全に手を届かせることが可能です。
また、上への成長が止まることで全体の枝ぶりがコンパクトにまとまり、落ち葉の処理や害虫駆除の負担も軽減されます。将来的な管理の手間や業者に依頼するコストを抑えるためにも、早い段階での芯止めがおすすめです。
芯止めを判断する高さの目安
また、具体的な生活環境の基準としては「2階の窓やベランダに届きそうになったとき」や「隣家の敷地や電線に触れそうになったとき」が、芯止めを行うべき重要なサインです。木がこれ以上太く、高くなってからでは個人での切断が難しくなるため、この目安を超えたら早めに判断しましょう。
高い木を自分で剪定する方法と作業手順

●事前準備と安全確認
●はしごのかけ方
●枝の切り落とし
●芯止めで主幹を切る
●切り口の保護処理
●切った枝や幹の片付け
初心者でも安全に作業を行うための具体的な手順を、6つのステップに分けて解説します。
事前準備と安全確認
また、作業スペースの確保も重要です。枝が落ちてくる範囲に物がないか確認し、通行人が通らないよう必要に応じてカラーコーンなどで規制します。
服装は、長袖・長ズボンを着用し、ヘルメットや滑り止めのついた軍手を装着してください。万が一に備え、2人以上で作業を行い、緊急時にすぐ動ける体制を整えておきましょう。
はしごのかけ方
木に立てかける場合は、幹や太い頑丈な枝にしっかりと固定し、はしごの角度が「75度」前後になるように調整します。また、上り下りする際は必ず両手で段を掴み、作業中は体をはしごの中心から外側に乗り出しすぎないよう、常に重心を意識してください。
枝の切り落とし
太い枝をいきなり根元から切ろうとすると、枝の重みで皮が引き裂かれ、木を痛める原因になります。これを防ぐため、まずは根元から少し離れた場所の下側に切れ目を入れ、次にその少し外側を上から切り落とす3ステップカットを行いましょう。
最後に、残った根元を綺麗に切り落とします。また、切った枝が自分やはしごに当たらないよう、落下する方向を予測しながら慎重に作業を進めてください。
芯止めで主幹を切る
あらかじめ決めておいた目標の高さに合わせて、のこぎりやチェーンソーを水平、もしくは水がたまらないよう少し斜めに傾けて切断します。主幹は非常に重いため、一度にすべてを切ろうとせず、上部から数回に分けて細かく切り落としていくのが安全です。
切り落とす瞬間は幹が予想外の方向に倒れる可能性があるため、周囲の安全を再度確認し、無理のない体勢で慎重に刃を入れましょう。
切り口の保護処理
切り口がむき出しのままだと、雨水が侵入してそこから木が腐ったり、病原菌や害虫が入り込んで木全体が枯れてしまったりするリスクが高まります。これを防ぐために、園芸店などで市販されている癒合剤(ゆごうざい)を、ハケを使って切り口全体にたっぷりと塗りましょう。癒合剤は人間のキズ薬のような役割を果たし、木の回復を早めるとともに、乾燥や病気から庭木を守ってくれます。
切った枝や幹の片付け
回収した枝や幹は、お住まいの自治体のゴミ回収ルールに従って処分します。多くの自治体では、指定の長さに切り揃えて紐で縛ることで、可燃ゴミや粗大ゴミとして処分可能です。
量が多い場合や幹が太くて処分が難しい場合は、地域のクリーンセンターへ直接持ち込むか、不用品回収業者に相談しましょう。
高い木の剪定に必要な道具

●高枝切りばさみ
●のこぎり・チェーンソー
●ロープと滑車
●三脚はしご
●安全装備(ヘルメット・手袋)
自分で高い木を剪定する際に準備すべき道具と、それぞれの役割について解説します。
高枝切りばさみ
ただし、太い枝を切るのには向いておらず、基本的には直径1〜2センチメートル程度の細い枝の整理や、仕上げの葉刈りに使用します。
切った枝をそのまま掴んで落とさないキャッチ機能付きのタイプを選べば、周囲に枝が散らばらず、頭上から枝が落ちてくる危険も減らせるため、初心者にもおすすめです。
のこぎり・チェーンソー
手動ののこぎりを選ぶ場合は、刃がカーブしていて目の粗い生木・太枝用を選ぶと、軽い力でもスムーズに切断できます。より効率を重視するなら電動や充電式の小型チェーンソーが便利ですが、高所での使用は振動や跳ね返りによる思わぬ事故のリスクが高まります。
慣れないうちは無理をせず、手動ののこぎりで慎重に作業することをおすすめします。
ロープと滑車
あらかじめ切断する枝にロープをかけ、滑車を通して地上の木などに固定しておくことで、切り離したあとも枝が落ちず、宙吊りの状態にできます。そこから地上にいる補助者がロープを少しずつ緩めれば、狙った安全な場所へゆっくりと下ろすことが可能です。
三脚はしご
三脚はしごは、平らではない庭の土や傾斜地でも3つの点が地面にしっかり設置するため、ガタつきが少なく圧倒的に安定します。また、前方の1本脚を木の幹の間に入り込ませることができるため、剪定したい枝のすぐ近くまで安全にアプローチできるのがメリットです。
作業したい場所の高さに対して十分な長さがあり、安全ロック機能がついたものを選びましょう。
安全装備(ヘルメット・手袋)
上空からの枝の落下や、万が一のはしごからの転落に備え、頭部を保護するヘルメットは必須です。手袋は普通の軍手ではなく、手のひらにゴムなどの滑り止め加工が施され、刃物が当たっても切れにくい防刃手袋を選んでください。道具をしっかりと握れて作業効率が上がるだけでなく、トゲや切り口でのケガも防げます。
さらに、目を守る保護メガネもあると万全です。
高い木の剪定に適した時期

●落葉樹は冬の休眠期
●常緑樹は春先の新芽が出る前
●剪定してはいけない時期
適切な時期を把握したうえで、庭木の健康を維持できるよう剪定作業を進めましょう。
落葉樹は冬の休眠期
この時期は木がエネルギーを蓄えて休んでいる状態のため、芯止めのような負担の大きい作業を行っても、木が傷みにくいというメリットがあります。また、葉がすべて落ちているため、枝全体の骨組みやバランスがひと目で分かりやすく、どの枝を切るべきかの判断がしやすいのも特徴です。
高い木をバッサリと低くしたい場合は、この冬の間に計画しましょう。
常緑樹は春先の新芽が出る前
常緑樹は冬の間も完全に休眠しているわけではないため、真冬に激しい剪定を行うと寒さでダメージを受け、最悪の場合は枯れてしまうことがあります。春先であれば、切られた傷口の回復が早く、その後に伸びる新芽の成長もスムーズです。
なお、夏場に形を整えたい場合は、枝を軽く間引く程度の軽い剪定に留めましょう。
剪定してはいけない時期
夏の強い日差しの中で激しい剪定を行うと、急激に水分が失われて木が夏バテ状態になり、切り口から病原菌が入りやすくなります。また、秋(9月〜10月)に深く切りすぎると、せっかく蓄えた栄養を失った状態で冬を迎えることになり、木全体の体力が著しく低下します。
木を小さくしたいからといって、時期を無視してバッサリ切るのは絶対にやめましょう。
高い木の剪定を業者に依頼した場合の料金相場

●木の高さ別の料金目安
●出張費・処分費などの追加費用
●料金を安く抑えるコツ
事前に料金の仕組みや相場を把握し、予算に合わせた計画を立てましょう。
木の高さ別の料金目安
| 分類 | 高さの目安 | 1本あたりの料金相場 |
|---|---|---|
| 低木 | 3メートル未満(手が届きやすい高さ) | 約3,000円 〜 5,000円 |
| 中木 | 3〜5メートル(はしごが必要な高さ) | 約6,000円 〜 15,000円 |
| 高木 | 5メートル以上(2階の屋根に届く高さ) | 約15,000円 〜 30,000円以上 |
出張費・処分費などの追加費用
| 項目 | 料金の目安 | 比較ポイント |
|---|---|---|
| 枝葉処分費 | 約5,000円 〜 15,000円 | 切った大量の枝や幹を回収・処分してもらう費用(軽トラック1台分が目安) |
| 出張費・諸経費 | 約2,000円 〜 5,000円 | 職人が現場へ移動するための費用。遠方の場合は高くなることがある |
| 重機使用料 | 約20,000円 〜 50,000円 | 5メートル超の高木で高所作業車やクレーン車を使用する場合に加算 |
| 車両・駐車場代 | 実費(数千円程度) | 敷地内に作業車を停めるスペースがない場合のコインパーキング代など |
料金を安く抑えるコツ
また、切った枝の処分を業者に頼まず、自分で指定の長さに切って自治体のゴミに出せば、数千〜数万円の処分費を丸ごと浮かせられます。
そのほか、最初から複数の業者に相見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較して選ぶのがおすすめです。
自分で剪定するときの注意点と危険なケース

●はしごからの落下事故
●電線・隣家への枝の落下
●太い幹を切るときの倒れる方向
●女性や高齢者が無理をしない判断
庭の木を切ると不幸になるという言い伝え
本記事の最後に、絶対に注意したい5つのポイントを解説します。
はしごからの落下事故
作業に集中するあまり、つい体を横に乗り出しすぎてバランスを崩したり、切った枝がはしごに当たって足元がすくわれたりするケースが後を絶ちません。また、庭の柔らかい土にはしごの足が沈み込み、突如傾いて転倒することもあります。
高所での作業時は、必ずヘルメットを着用し、足元の安定を何度も確認しましょう。少しでも届かないと感じたら、決して無理をして手を伸ばさないでください。
電線・隣家への枝の落下
これを自分で切ろうとする際、切断した枝が想定外の方向へ落下し、電線に引っかかって停電を引き起こしたり、隣家の壁や車を傷つけたりするトラブルが非常に多いです。
電線の近くでの作業は、感電の恐れもあり命に関わるため大変危険です。枝が境界線や電線に迫っている場合は、自分で無理に解決しようとせず、電力会社やプロの剪定業者に相談してください。
太い幹を切るときの倒れる方向
幹は見た目以上に重量があるため、切り込みの入れ方を間違えると、自分のいる方向やはしごに向かって倒れてくることがあり、大怪我に直結します。また、倒れた衝撃で周囲の塀や大切な庭木をなぎ倒してしまうリスクもあります。
太い幹を切る場合は、あらかじめロープを縛り付けて倒したい方向へ引っ張っておくか、一気に切らずに上部から少しずつ細かく切り分けて落とす工夫が必要です。
女性や高齢者が無理をしない判断
見上げる姿勢での作業が続くため、首や腰への負担が大きく、足元のふらつきを招きやすくなります。また、のこぎりやチェーンソーを頭より高い位置で扱い続けるには、強い筋力が必要です。
そのため、女性や高齢者の方、体力に不安がある方は、決して無理をして高所作業を行わないでください。3メートルを超えるような高木や、直径が10センチメートルを超えるような太い幹の処理は、プロに任せるべき危険ラインだと判断しましょう。
庭の木を切ると不幸になるという言い伝え
これは迷信のように思えますが、「長く育った大木には神仏や精霊が宿るため、感謝の念を忘れてはならない」という、先人たちの知恵や自然への畏敬の念から生まれたものです。
どうしても気になる場合は、切る前にお神酒と塩を木の根元に供えて、これまでの感謝と安全を祈る「お清め」を行うと、気持ちが落ち着きます。どうしても不安な方は、お祓いから対応してくれる業者に依頼するのもおすすめです。
高い木の剪定ならお庭の大将にお任せください

「木が高すぎてはしごをかけるのが怖い」「太い幹を自分で切る自信がない」という方は、無理をせずプロに頼りましょう。それが、一番の安全策です。
『お庭の大将』では、高い木の剪定や芯止めはもちろん、切った枝の処分まで一括して承っております。経験豊富な熟練の職人が、お庭の状況や樹木の種類に合わせて、安全かつスピーディーに美しく仕上げます。お見積もりは無料ですので、庭木のことでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください!




