大きくなりすぎたさつきの剪定時期はいつ?強剪定でコンパクトにする手入れ方法を紹介

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大きくなりすぎたさつきの剪定時期はいつ?強剪定でコンパクトにする手入れ方法を紹介
庭のさつきが年々大きくなり、「丸い形が崩れてきた」「背が高くなって花が減った」とお困りではありませんか。

さつきは丈夫で育てやすい花木ですが、手入れをせずに放っておくと枝が伸び放題になり、本来のこんもりとした姿が失われてしまいます。

「大きくなりすぎたさつきをバッサリ小さくしたいけれど、枯れないか心配」「いつ切れば来年も花が咲くのかわからない」と感じている方も多いはずです。

そこでこの記事では、大きくなりすぎたさつきを強剪定でコンパクトに仕立て直す方法を、最適な時期・小さくする手順・道具と切り方・剪定後のアフターケア・翌年花を咲かせるコツまで順番に解説します。

さつきは芽吹く力が強い木なので、ポイントを押さえれば思い切って小さくしても元気に再生します。

ぜひ最後までご覧ください。

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大きくなりすぎたさつきは強剪定でバッサリ小さくできる

大きくなりすぎたさつきは、強剪定で思い切って小さく仕立て直せます。

さつきはツツジの仲間のなかでもとくに芽吹く力が強く、太い枝を切り詰めても新しい芽を出して再生する性質を持っています。

そのため、毎年の軽い刈り込みだけでは小さくしきれないほど育った株でも、強剪定でコンパクトに戻すことが可能です。

ここでは、さつきがどこまで切り戻せるのか、その再生力について見ていきます。

地際から30cm程度まで切り戻しても再生する

さつきは、地際から30センチ程度までバッサリ切り戻しても再生します。

これは、さつきが古い枝からでも芽を吹く『不定芽』の力が強く、葉のない枝だけの状態になっても新しい芽を出せるためです。

実際に、つぼみや葉ごと枝を切り落として枝だけになった株でも、生育期に入ると切り口の下から次々と新芽が伸びてきます。

ただし、ここまでの強剪定は株への負担が大きいため、必ず芽吹く力の強い時期に行い、剪定後の管理をていねいにすることが前提になります。

思い切って小さくしたいときでも、時期とアフターケアを守れば、さつきは力強く再生します。

開花を我慢すると一気にコンパクトにできる

一気に小さくしたいときは、その年の花を我慢する覚悟で強剪定します。

さつきの花芽は枝の先端近くにつくため、株を大きく切り詰めると、咲く予定だった花や花芽ごと落とすことになるからです。

たとえば、伸びた枝をつぼみごとノコギリで切り落とすと、その年や翌年の花は減りますが、その分だけ短期間で目標の大きさまで小さくできます。

逆に、花をできるだけ残しながら小さくしたい場合は、数年かけて毎年少しずつ刈り込んでいく方法を選びます。

一気に小さくして花を我慢するか、時間をかけて花を楽しみながら整えるか、目的に合わせて選びましょう。

古木でも芽吹く力がある

長年育った古木のさつきでも、芽吹く力は十分に残っています。

さつきは樹齢を重ねた株でも萌芽力が衰えにくく、太く硬くなった古枝からでも新芽を出すことが多い木です。

そのため、古くなって花つきが悪い株や、枝が硬く間延びした株も、強剪定で更新すれば再び若々しい枝と花を取り戻せます。

ただし、古木は若い株より回復に時間がかかるため、一度にすべてを切らず、株の様子を見ながら進めると安心です。

古木だからとあきらめず、適期の強剪定で仕立て直すことをおすすめします。

大きくなりすぎたさつきの剪定に最適な時期

  • 松の芽摘みの正しいやり方拡大表示(別ウィンドウで開きます)
さつきの剪定は、適した時期に行うことが翌年の花を左右します。

さつきは花が終わるとすぐに翌年の花芽をつくり始めるため、剪定に適した期間がとても短い木です。

時期を誤ると花芽ごと切り落とし、翌年に花が咲かなくなってしまいます。

時期ごとの目安を整理すると、次のとおりです。

時期 適性 内容
5月下旬〜6月上旬(花後すぐ) 最適期。新芽が伸び、花芽形成前なので翌年の花を残せる
3月(開花前) 強剪定はできるが、その年の花は咲かない
7月〜10月(夏以降) × 花芽を切ってしまい、翌年花が咲かない
11月〜2月(冬) × 花芽が完成しており、刈ると春に花が咲かない

それぞれの時期について詳しく見ていきます。

花後すぐ(5月下旬〜6月上旬)が最適

さつきの剪定に最も適しているのは、花が終わった直後の5月下旬から6月上旬です。

この時期が最適とされる理由は、開花後に伸び始めた新芽が充実し、翌年の花芽がつくられる前のタイミングだからです。

さつきは花が終わってから約1か月半ほど経った7月ごろから、翌年の花芽をつけ始めます。

そのため、花芽ができる前のこの短い期間に剪定すれば、樹形を整えながら翌年の花も残せます。

大きくなりすぎたさつきを小さくする強剪定も、まずはこの花後すぐの時期に計画しましょう。

夏以降の強剪定はNG

夏以降の強剪定は避けてください。

7月以降になると翌年の花芽がすでにでき始めているため、この時期に強く刈り込むと花芽ごと切り落としてしまうからです。

さらに、真夏は気温が高く、葉を大量に失うと株が乾燥や暑さで弱りやすくなります。

夏に手を入れるなら、はみ出した枝を整える程度の軽い剪定にとどめるのが安全です。

翌年の花を楽しみたいなら、夏以降の強い刈り込みは控えましょう。

11月や冬の剪定は花が咲かなくなる

11月や真冬の剪定も、花を咲かせたい株では避けたい時期です。

秋から冬にかけては翌春に咲く花芽がすでに完成しているため、この時期に刈り込むと花芽を落とし、春に花が咲かなくなります。

また、寒い時期の強剪定は切り口がふさがりにくく、寒冷地では寒さで株が傷むこともあります。

冬の間は、枯れ枝を取り除く程度の最小限の手入れにとどめておきましょう。

花を残すためにも、冬の刈り込みは控えるのが基本です。

3月の剪定で気をつけること

3月に強剪定をする場合は、その年の花を諦めることを前提にします。

3月は開花前で株に体力があり、生育期へ向けて新芽が伸びやすいため、大きく切り詰める強剪定には向いた時期です。

しかし、この時期にはすでに前年の夏にできた花芽が枝先についているため、強く刈り込むと花芽ごと落とし、その年は花が咲きません。

そのため、3月の強剪定は、今年の花は我慢して来年以降にきれいな樹形と花つきを取り戻したいときに選ぶ方法といえます。

花を残したい年は3月の強剪定を避け、花後すぐの剪定に切り替えましょう。

大きくなりすぎたさつきを小さくする強剪定の手順

さつきを小さくする強剪定は、目標を決めてから順番に切り進めることが大切です。

行き当たりばったりで切ると、樹形が崩れたり、内側が枝だらけになって見栄えが悪くなったりします。

ここでは、目標設定から切り口の仕上げまで、強剪定の手順を5つのステップに分けて解説します。

樹形と高さの目標を決める

最初に、仕上がりの樹形と高さの目標を決めます。

ゴールを決めずに切り始めると、左右で大きさがそろわなかったり、切りすぎたりして失敗しやすいからです。

さつきは丸形や四角形に整えやすい木なので、まずは目指す形を具体的にイメージします。

コンパクトに保ちたい場合は、地際から30〜50センチ程度を一つの目安にすると管理しやすくなります。

仕上がりの形を頭に描いてから、剪定に取りかかりましょう。

太い枝を付け根で切り落とす

目標が決まったら、太く長い枝を付け根で切り落とします。

大きくなりすぎたさつきは太い枝が骨格をつくっているため、これを切らないと小さくできないからです。

太く長い枝を根元へたどり、葉のついた細い枝が分岐している少し上の位置で、ノコギリを使って切り落とします。

枝の途中で切ると切り残しが枯れ込みやすいため、必ず分岐点や付け根の近くで切るのがポイントです。

骨格となる太い枝を整理することで、株全体を一気にコンパクトにできます。

残す枝を間引いて風通しを良くする

太い枝を落としたら、残った枝を間引いて風通しを良くします。

枝が密集したままだと内側まで日が届かず、病害虫が発生しやすくなるためです。

同じ場所から何本も出ている枝や、内側へ向かう枝、真上へ勢いよく伸びる枝などを選び、付け根から切って数を減らします。

枝と枝の間に適度な隙間ができる程度を目安にし、間引きすぎて葉がスカスカにならないよう注意しましょう。

風通しの良い枝配りに整えることで、株が健康に保たれ、花つきも良くなります。

葉を残す位置で切り戻す

枝を切り戻すときは、できるだけ葉を残す位置で切ります。

切り口より下に葉が残っていると光合成を続けられ、新芽も出やすくなって再生が早まるからです。

さつきは葉のない古枝からでも芽を吹きますが、葉を少し残しておいたほうが株の負担は小さくなります。

たとえば、切りたい長さの少し手前に葉の茂った部分があれば、その葉を残すように切る位置を調整します。

葉を生かして切り戻すことが、強剪定後の回復を早めるコツといえます。

切り口を保護して仕上げる

最後に、太い枝の切り口を保護して仕上げます。

太い切り口をそのままにすると、乾燥や雑菌の侵入で枝が枯れ込むことがあるためです。

切り口に殺菌成分を含む癒合剤(切り口保護剤)を塗っておくと、傷がふさがりやすく病害虫の侵入も防げます。

代表的な製品が、チオファネートメチルを有効成分とするトップジンMペーストで、業務用は日本曹達、家庭園芸用はKINCHO園芸(2025年7月に住友化学園芸から社名変更)が扱っています。

切り口をていねいに保護して、強剪定の仕上げとしましょう。

強剪定で必要な道具と切り方のポイント

さつきの強剪定では、枝の太さに合った道具を使い、切り方のコツを押さえることが仕上がりを左右します。

道具が合っていないと切り口がつぶれて枝が傷み、太い枝を無理に切ると裂けて株を痛めることもあります。

ここでは、道具の使い分けと、太枝の切り方、切り戻す位置のポイントを紹介します。

はさみとのこぎりの使い分け

まずは、はさみとのこぎりを枝の太さで使い分けましょう。

細い枝を太枝向けの道具で切ったり、太い枝を無理にはさみで切ったりすると、切り口が荒れて株に負担がかかるからです。

道具ごとの用途を整理すると、次のとおりです。

道具 用途
刈り込みバサミ 全体を丸や四角に刈り込み、樹形を整える
剪定バサミ 細い枝から中くらいの枝を切る
ノコギリ はさみで切れない太い枝を切る
園芸用バサミ 花がら摘みや細部の微調整に使う

刃物は使う前に消毒し、切れ味の良い状態を保つと、切り口がきれいに仕上がります。

枝の太さに合わせて道具を持ち替えれば、無理なく安全に剪定を進められます。

太枝は3段階切りで裂けを防ぐ

太い枝を切るときは、3段階に分けて切ると裂けを防げます。

太い枝を上から一気に切ろうとすると、枝の重みで途中から裂け、樹皮が付け根まで剥けて株を傷めてしまうためです。

次の手順で切ると、樹皮を裂かずに安全に切り落とせます。

  • ●1段目:切る位置の少し先で、下から枝の太さの3分の1ほど切り込みを入れる
  • ●2段目:その切り込みより少し先を、上から切り落とす(枝の重みで自然に折れる)
  • ●3段目:残った枝を、付け根の近くで切り直して整える

切り終えたら、切り口に癒合剤を塗って仕上げます。

3段階切りを習慣にすれば、太い枝でも株を傷めずに処理できます。

芽の上5mmで切る

枝を切り戻すときは、芽の上5ミリほどの位置で切ります。

芽のすぐ上で切ると、その芽から新しい枝が伸びて切り口がふさがり、樹形も自然に整うからです。

芽から離れた位置で切ると残った枝が枯れ込み、逆に芽に近すぎると芽まで傷めてしまいます。

そのため、外側に向いた芽を選び、その5ミリほど上を目安に切ると、枝が外へ広がるように伸びてバランス良く仕上がります。

切る位置を芽の少し上にそろえることが、きれいに再生させる基本となります。

バッサリ切ったさつきを枯らさないためのアフターケア

バッサリ切ったさつきを枯らさないためには、剪定後の管理がとても重要です。

さつきは乾燥に弱く、強剪定で葉を大きく減らした直後はとくに株が疲れている状態にあります。

ここでは、剪定後の水やりと肥料、新芽が出るまでの管理、養生のしかた、翌年の花を咲かせる芽摘みを順番に解説します。

剪定後の水やりと肥料

剪定後は、水やりと肥料で株の回復を助けます。

さつきは根が地表近くに浅く張るため乾燥しやすく、強剪定後の弱った株は水切れに敏感になっているからです。

土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、とくに夏場は朝と夕方の涼しい時間帯に水やりをします。

肥料は、花後の『お礼肥』として油かすや骨粉を含む有機肥料、または緩効性化成肥料を株元に施すと、株の回復と翌年の花芽づくりを助けます。

水と肥料を切らさず与えることで、強剪定後のさつきが順調に体力を取り戻します。

新芽が出るまでの管理

新芽が出るまでは、土を乾かさないようていねいに管理します。

切り口の下から新芽が動き出すまでの間は、株が光合成で得られる養分が少なく、もっとも弱りやすい時期だからです。

この間は水切れに注意し、葉がしおれていないか、新芽が動き始めていないかをこまめに観察します。

なお、新芽が出始めたら、害虫に食べられていないかも合わせて確認すると安心です。

新芽がしっかり伸びてくれば、株が回復した合図と考えてよいでしょう。

半日陰で養生し乾燥を防ぐ

強剪定の直後は、半日陰で養生させて乾燥を防ぎます。

葉を大きく減らした株に真夏の強い直射日光が当たると、むき出しになった枝や残った葉が葉焼けを起こしやすいためです。

鉢植えであれば、剪定後しばらくは半日陰の風通しの良い場所へ移して管理します。

庭植えで動かせない場合は、株元を腐葉土やわらで覆って乾燥を抑えると、根を守りやすくなります。

直射と乾燥をやわらげて養生させることで、強剪定後の株が安定して芽吹きます。

翌年花を咲かせる芽摘み

翌年の花を咲かせるには、花後の『花がら摘み』と『芽摘み』が効果的です。

咲き終わった花がらを残すと種づくりに養分が取られ、新芽の伸びや花芽形成が遅れてしまうからです。

そのため、咲き終わった花はこまめに摘み取り、株の養分を新しい枝と花芽づくりに回します。

さらに、花後に伸びる新芽のうち、一部だけ勢いよく飛び出した芽を摘む芽摘みを行うと、枝数が増えて翌年の花が均一につきやすくなります。

花がら摘みと芽摘みのひと手間を加えることで、翌年もたくさんの花を楽しめます。

大きくなりすぎたさつきの剪定でよくある質問

さつきの強剪定では、花が咲かない期間や鉢植えの扱い、ツツジとの違いなど、多くの方が同じ疑問を抱きます。

ここでは、とくに相談の多い3つの質問にお答えします。
質問
強剪定で花が咲かなくなるのは何年続く?
回答
強剪定で花が咲かないのは、多くの場合1シーズンほどです。

花後すぐに強剪定すれば、夏にかけて新芽が伸びて翌年の花芽をつけるため、その後はふたたび花が咲くことが多いからです。

ただし、枝だけになるほどバッサリ切った場合は、樹形と花つきがそろうまでに2〜3年かかることもあります。

早く花を取り戻したいなら、一度に切りすぎず、葉を少し残して強剪定するのがポイントです。

時期と切る量を守れば、花のない期間は最小限に抑えられます。
質問
鉢植えで大きくなりすぎたさつきの対処法は?
回答
鉢植えで大きくなりすぎたさつきは、強剪定と植え替えを合わせて行うと効果的です。

地上部を強剪定で小さくしても、根が鉢の中で詰まったままだと水や養分の吸収が悪くなり、回復が遅れるからです。

花後すぐに地上部を切り戻し、あわせて株を鉢から抜いて古い根を整理し、新しい用土に植え替えます。

植え替え後は乾燥に注意し、しばらく半日陰で管理して、新しい根と芽が動き出すのを待ちます。

地上部と根の両方を整えることで、鉢植えのさつきもコンパクトに保てます。
質問
ツツジとサツキで剪定方法は違う?
回答
ツツジとサツキの剪定方法は、基本の考え方は同じですが、適期が少しずれます。

どちらも花が終わった直後、翌年の花芽ができる前に剪定するという点は共通しているからです。

ただし開花時期が異なり、ツツジは4〜5月、サツキは5〜6月に咲くため、剪定の適期もツツジが5〜6月、サツキが5月下旬〜6月とややサツキのほうが遅くなります。

なお、サツキはツツジの仲間で正式にはサツキツツジと呼ばれ、葉や花がやや小ぶりで、刈り込みにもよく耐えます。

開花の時期を見ながら花後すぐに剪定するという基本を押さえれば、どちらも同じ要領で手入れできます。

大きくなりすぎたさつきの剪定ならお庭の大将にお任せください

大きくなりすぎたさつきは、花後すぐの適期に正しく強剪定すれば、枯らさずにコンパクトな姿へ仕立て直せます。

しかし、さつきは剪定に適した期間がとても短く、花芽の位置を見極めながら太い枝を処理するには、知識と経験が欠かせません。

時期や切る位置を誤ると、翌年花が咲かなかったり、株を弱らせてしまったりすることもあります。

「自分で強剪定するのは不安」「生垣のさつきが多くて手に負えない」「来年もきれいな花を咲かせたい」という方は、ぜひお庭の大将にお任せください。

お庭の大将は、北は北海道から南は沖縄まで全国に対応し、地域に密着した店舗展開で、お住まいの地域のスタッフがすぐに駆けつけます。

さつきをはじめとする庭木の剪定や刈り込みはもちろん、植栽・伐採・草刈り・防草シート施工・芝刈り・砂利敷き・庭木の消毒まで、お庭まわりの作業を幅広く承っております。

お見積もりは無料で、追加料金もいただきません。

受付時間は9:00〜19:00、年中無休でご相談を受け付けております。

毎年たくさんの花を楽しむために、まずはお気軽にお庭の大将までお問い合わせください。

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