梅の木を剪定しないとどうなる?適切なやり方や剪定時期、正しい道具の使い方を解説
庭に梅の木があるのに、何年も切らずにそのままにしていませんか。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という古いことわざは、桜とは反対に、梅は切らないでいるほうがよくないという意味を含んでいます。
梅は枝を切られても丈夫に芽吹く木で、むしろ適度に剪定してこそ、毎年たくさんの花と実をつけてくれます。
ところが手入れをせずに放っておくと、枝が混み合って花や実が減り、害虫まで呼び寄せてしまいます。
この記事では、梅の木を剪定しないとどうなるのかを具体的に示したうえで、放置した木への対処法、正しいやり方、最適な剪定時期、道具の使い方までていねいに解説します。
剪定のしくみがわかれば、長く梅と付き合いながら、春の花も初夏の実も存分に味わえます。
ぜひ最後までご覧ください。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という古いことわざは、桜とは反対に、梅は切らないでいるほうがよくないという意味を含んでいます。
梅は枝を切られても丈夫に芽吹く木で、むしろ適度に剪定してこそ、毎年たくさんの花と実をつけてくれます。
ところが手入れをせずに放っておくと、枝が混み合って花や実が減り、害虫まで呼び寄せてしまいます。
この記事では、梅の木を剪定しないとどうなるのかを具体的に示したうえで、放置した木への対処法、正しいやり方、最適な剪定時期、道具の使い方までていねいに解説します。
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そもそも梅の木はなぜ剪定が必要なのか
梅の木に剪定が欠かせないのは、花と実をよくつけ、木を健康に保つためです。
梅は成長が早く枝をどんどん伸ばす一方で、花や実は限られた種類の枝にしかつきません。
放任すれば枝ばかりが茂って花つきが落ちるため、切る作業こそが木の力を引き出す鍵になります。
剪定が必要な理由を、花芽と木の健康という二つの面から見ていきます。
梅は成長が早く枝をどんどん伸ばす一方で、花や実は限られた種類の枝にしかつきません。
放任すれば枝ばかりが茂って花つきが落ちるため、切る作業こそが木の力を引き出す鍵になります。
剪定が必要な理由を、花芽と木の健康という二つの面から見ていきます。
花芽を翌年も付けさせるため
梅の花芽を毎年つけさせるには、剪定による枝の更新が欠かせません。
というのも、梅の花や実は『短果枝』と呼ばれる短い枝につき、勢いよく伸びた長い徒長枝にはほとんどつかないからです。
花芽は7月下旬から8月ごろ、その年に伸びた充実した枝につくられますが、古くなった枝にはもう花がつきません。
そこで、不要な枝や古い枝を切って若い枝へ更新し、日光と風を通してやると、新しい枝に花芽が安定してつきます。
逆に切らずに放置すると枝が古く混み合い、花芽のつく場所そのものが減ってしまいます。
というのも、梅の花や実は『短果枝』と呼ばれる短い枝につき、勢いよく伸びた長い徒長枝にはほとんどつかないからです。
花芽は7月下旬から8月ごろ、その年に伸びた充実した枝につくられますが、古くなった枝にはもう花がつきません。
そこで、不要な枝や古い枝を切って若い枝へ更新し、日光と風を通してやると、新しい枝に花芽が安定してつきます。
逆に切らずに放置すると枝が古く混み合い、花芽のつく場所そのものが減ってしまいます。
樹齢を伸ばし木を健康に保つため
剪定は、梅の木を健康に保ち、長く生かすことにもつながります。
梅は本来70年から100年ほど生きる長命な木ですが、その寿命を全うできるかどうかは手入れ次第です。
枝が密集したまま放置されると内部が蒸れ、病害虫や枯れ込みで樹勢が落ちていきます。
古い枝や弱った枝を取り除き、幹まで日が届く状態を保つと、梅は新陳代謝を保ちながら年を重ねられます。
つまり、こまめな剪定は花のためだけでなく、木そのものの寿命を支える手入れといえます。
梅は本来70年から100年ほど生きる長命な木ですが、その寿命を全うできるかどうかは手入れ次第です。
枝が密集したまま放置されると内部が蒸れ、病害虫や枯れ込みで樹勢が落ちていきます。
古い枝や弱った枝を取り除き、幹まで日が届く状態を保つと、梅は新陳代謝を保ちながら年を重ねられます。
つまり、こまめな剪定は花のためだけでなく、木そのものの寿命を支える手入れといえます。
梅の木を剪定しないとどうなる?
梅の木を剪定せずに放っておくと、見た目から木の健康、ご近所との関係まで、さまざまな問題が積み重なります。
成長の早い梅は、数年放置しただけでも別の木のように姿を変えてしまいます。
ここからは、剪定をしない梅に起こりやすい5つの変化を取り上げます。
成長の早い梅は、数年放置しただけでも別の木のように姿を変えてしまいます。
ここからは、剪定をしない梅に起こりやすい5つの変化を取り上げます。
枝が伸びて樹形が乱れる
剪定をやめると、まず枝が伸び放題になって樹形が乱れます。
梅は成長が早く、高さを抑えずにいると6〜10メートル、条件によっては10メートルを超える大きさまで育つ木だからです。
勢いの強い徒長枝があちこちから跳ね上がると、こんもりとした本来の姿が崩れ、見栄えも収穫のしやすさも損なわれます。
伸びすぎた枝は手の届かない高さに花や実をつけるようになり、手入れそのものが難しくなっていきます。
整った樹形を保つには、毎年こまめに枝を切る習慣が欠かせません。
梅は成長が早く、高さを抑えずにいると6〜10メートル、条件によっては10メートルを超える大きさまで育つ木だからです。
勢いの強い徒長枝があちこちから跳ね上がると、こんもりとした本来の姿が崩れ、見栄えも収穫のしやすさも損なわれます。
伸びすぎた枝は手の届かない高さに花や実をつけるようになり、手入れそのものが難しくなっていきます。
整った樹形を保つには、毎年こまめに枝を切る習慣が欠かせません。
花つき・実つきが極端に悪くなる
手入れを怠ると、花つきと実つきが目に見えて悪くなります。
枝が混み合うと樹冠の内部まで日光が届かなくなり、養分も枝葉の伸びにばかり使われてしまうからです。
さきほど触れたように、梅の実は短い枝につきやすく、長い徒長枝にはつきにくい性質があります。
放置して徒長枝ばかりが増えると、花や実をつける短果枝が減り、春の花も初夏の収穫もまばらになります。
毎年しっかり咲かせ実らせたいなら、混み合った枝を整理して光と風を入れることが先決です。
枝が混み合うと樹冠の内部まで日光が届かなくなり、養分も枝葉の伸びにばかり使われてしまうからです。
さきほど触れたように、梅の実は短い枝につきやすく、長い徒長枝にはつきにくい性質があります。
放置して徒長枝ばかりが増えると、花や実をつける短果枝が減り、春の花も初夏の収穫もまばらになります。
毎年しっかり咲かせ実らせたいなら、混み合った枝を整理して光と風を入れることが先決です。
風通しが悪くなり病害虫が発生しやすくなる
枝が密集して風通しが悪くなると、病害虫が発生しやすくなります。
湿気がこもった環境は、葉や枝に取りつく虫やカビにとって格好のすみかになるためです。
梅につきやすい代表的な病害虫を、下の表にまとめました。
とくに近年広がっているクビアカツヤカミキリは、放置すると木を枯らすほど厄介な相手です。
混み合った枝を間引いて風通しを良くしておくことが、病害虫を防ぐ何よりの予防になります。
湿気がこもった環境は、葉や枝に取りつく虫やカビにとって格好のすみかになるためです。
梅につきやすい代表的な病害虫を、下の表にまとめました。
| 種類 | 主な被害 |
|---|---|
| カイガラムシ | 枝や幹に付着して樹液を吸い、樹勢を落とす |
| アブラムシ | 新芽や葉の汁を吸い、排せつ物がすす病を招く |
| ケムシ類(オビカレハなど) | 葉を食害し、大量発生すると枝を丸坊主にする |
| コスカシバ | 幼虫が幹に入り込み、内部を食い荒らす |
| クビアカツヤカミキリ | 幼虫が幹の内部を食害し、木を枯らすことがある外来種 |
| うどんこ病 | 葉が白い粉をふいたようになり、生育を妨げる |
とくに近年広がっているクビアカツヤカミキリは、放置すると木を枯らすほど厄介な相手です。
混み合った枝を間引いて風通しを良くしておくことが、病害虫を防ぐ何よりの予防になります。
枯れ枝が増えて木の寿命が縮む
剪定をしないままだと、枯れ枝が増えて木の寿命そのものが縮みます。
光の当たらない内側の枝や弱った枝は、養分が回らずに少しずつ枯れていくからです。
枯れ枝を放置すると、そこから腐朽菌が入り込み、幹の内部が腐って空洞になることもあります。
こうした傷みが積み重なると樹勢が大きく落ち、本来なら長生きできるはずの梅が早く衰えてしまいます。
枯れた枝や弱った枝は早めに取り除き、木の体力を健全な部分へ集めることが大
光の当たらない内側の枝や弱った枝は、養分が回らずに少しずつ枯れていくからです。
枯れ枝を放置すると、そこから腐朽菌が入り込み、幹の内部が腐って空洞になることもあります。
こうした傷みが積み重なると樹勢が大きく落ち、本来なら長生きできるはずの梅が早く衰えてしまいます。
枯れた枝や弱った枝は早めに取り除き、木の体力を健全な部分へ集めることが大
隣家へのはみ出しや落葉トラブルにつながる
枝を伸ばしっぱなしにすると、隣家や道路へのはみ出しトラブルにつながります。
梅の枝は横へも大きく広がるため、敷地の外まで伸びて落ち葉や落ち実をまき散らすことがあるからです。
道路にはみ出した枝は通行の妨げになり、電線に触れれば停電を引き起こすこともあります。
さらに、台風などで太く伸びた枝が折れると、思わぬ事故や近隣への被害を招きかねません。
トラブルを避けるためにも、敷地からはみ出す前に枝を切り戻しておきましょう。
梅の枝は横へも大きく広がるため、敷地の外まで伸びて落ち葉や落ち実をまき散らすことがあるからです。
道路にはみ出した枝は通行の妨げになり、電線に触れれば停電を引き起こすこともあります。
さらに、台風などで太く伸びた枝が折れると、思わぬ事故や近隣への被害を招きかねません。
トラブルを避けるためにも、敷地からはみ出す前に枝を切り戻しておきましょう。
何年も放置した梅の木はバッサリ切っても大丈夫?
何年も放置して大きくなった梅の木でも、ポイントを押さえれば思い切って切り戻せます。
梅は枝を切られても新しい芽を盛んに出す、再生力の高い木です。
ここでは、放置木を仕立て直せる理由と、切る枝の見分け方、安全に小さくするための進め方を説明します。
梅は枝を切られても新しい芽を盛んに出す、再生力の高い木です。
ここでは、放置木を仕立て直せる理由と、切る枝の見分け方、安全に小さくするための進め方を説明します。
放置した梅の木も復活できる
長年放置した梅の木も、適切に強剪定すれば元気な姿を取り戻せます。
梅は萌芽力が強く、太い枝や幹を切り詰めても、そこから新しい枝を伸ばして樹形を作り直せるからです。
実際に、古くなって花つきが落ちた木でも、休眠期にしっかり剪定して若い枝へ更新すれば、ふたたび花と実をよくつけるようになります。
ただし、復活させる剪定は木に負担をかける作業のため、芽吹きの前の冬に行うのが基本です。
放置してしまったとあきらめず、冬の強剪定で仕立て直していきましょう。
梅は萌芽力が強く、太い枝や幹を切り詰めても、そこから新しい枝を伸ばして樹形を作り直せるからです。
実際に、古くなって花つきが落ちた木でも、休眠期にしっかり剪定して若い枝へ更新すれば、ふたたび花と実をよくつけるようになります。
ただし、復活させる剪定は木に負担をかける作業のため、芽吹きの前の冬に行うのが基本です。
放置してしまったとあきらめず、冬の強剪定で仕立て直していきましょう。
古い枝・徒長枝・絡み枝を見分ける
仕立て直しの第一歩は、切るべき枝を見分けることです。
大きくなった梅には不要な枝が入り混じっているため、種類ごとに整理すると判断しやすくなります。
切る対象となる代表的な枝を、下表に示します。
これらを見極めて取り除くと、残すべき若い枝がはっきりし、その後の作業がぐっと楽になります。
大きくなった梅には不要な枝が入り混じっているため、種類ごとに整理すると判断しやすくなります。
切る対象となる代表的な枝を、下表に示します。
| 枝の種類 | 見分け方と扱い |
|---|---|
| 古い枝 | 樹皮が荒れ花がつかない枝。若い枝へ更新するため切る |
| 徒長枝 | 真上へ勢いよく長く伸びた枝。花がつきにくいので付け根で切る |
| 絡み枝・交差枝 | 他の枝と交差・接触する枝。どちらかを切って整理する |
| 内向き枝 | 樹冠の内側へ伸びる枝。混み合いの原因になるため切る |
| 枯れ枝・ひこばえ | 枯れた枝や根元から出る枝。残さず根元から切る |
これらを見極めて取り除くと、残すべき若い枝がはっきりし、その後の作業がぐっと楽になります。
一度に切りすぎず分割剪定する
放置木を小さくするときは、一度に切りすぎないことが鉄則です。
茂った枝を一気に落とすと木が驚き、栄養を取り返そうと徒長枝を大量に噴き出して、かえって樹形が乱れるからです。
そのため、目標の大きさまで一度で詰めようとせず、2〜3年に分けて段階的に小さくしていきます。
初年度は明らかに不要な太枝と枯れ枝を中心に整理し、翌年以降に樹形を細かく仕上げていく流れが安全です。
焦らず数年かけて手を入れることが、放置木を枯らさずに再生させるコツといえます。
茂った枝を一気に落とすと木が驚き、栄養を取り返そうと徒長枝を大量に噴き出して、かえって樹形が乱れるからです。
そのため、目標の大きさまで一度で詰めようとせず、2〜3年に分けて段階的に小さくしていきます。
初年度は明らかに不要な太枝と枯れ枝を中心に整理し、翌年以降に樹形を細かく仕上げていく流れが安全です。
焦らず数年かけて手を入れることが、放置木を枯らさずに再生させるコツといえます。
梅の木の剪定のやり方
梅の木の剪定は、道具をそろえてから不要枝の整理、骨格づくり、仕上げへと順を追って進めます。
我流で切り始めると花芽を落としたり樹形を崩したりしやすいため、手順を踏むことが失敗を防ぎます。
道具の準備から切り口の保護まで、具体的な進め方を見ていきましょう。
我流で切り始めると花芽を落としたり樹形を崩したりしやすいため、手順を踏むことが失敗を防ぎます。
道具の準備から切り口の保護まで、具体的な進め方を見ていきましょう。
剪定に必要な道具を揃える
作業を始める前に、枝の太さに合った道具をそろえます。
道具が不十分だと切り口が荒れたり、無理な力で枝を傷めたりして、木の回復を遅らせてしまいます。
梅の剪定で用意したい基本の道具は、下表のとおりです。
刃物は使う前に消毒しておくと、切り口から病気を持ち込むのを防げます。
枝に合った道具を手元にそろえておけば、作業がはかどり、仕上がりもきれいになります。
道具が不十分だと切り口が荒れたり、無理な力で枝を傷めたりして、木の回復を遅らせてしまいます。
梅の剪定で用意したい基本の道具は、下表のとおりです。
| 道具 | 役割 |
|---|---|
| 剪定バサミ | 直径1〜2cmほどの枝を切る。手に合うサイズを選ぶ |
| 剪定ノコギリ | はさみで切れない太い枝を切る |
| ガーデングローブ | トゲや樹液から手を守る。手のひらが樹脂コーティングのものが滑りにくい |
| 癒合剤 | 太い切り口に塗り、菌の侵入と乾燥を防ぐ |
| 脚立 | 高い枝に手を届かせる。三脚タイプが安定する |
刃物は使う前に消毒しておくと、切り口から病気を持ち込むのを防げます。
枝に合った道具を手元にそろえておけば、作業がはかどり、仕上がりもきれいになります。
不要な枝(徒長枝・ひこばえ・交差枝)を切る
道具がそろったら、まず不要な枝から切り落とします。
骨格に関係のない枝を先に整理しておくと、残す枝の配置が見えやすくなるからです。
真上へ長く伸びた徒長枝、根元から出るひこばえ、ほかの枝と交差する枝を選び、付け根から切ります。
とくに1メートルを超えるような徒長枝は花がつきにくいため、付け根で抜くか、基部から30センチほどに切り詰めます。
枝を切り戻すときは、外側に向いた芽の少し上で切ると、枝が外へ広がって風通しの良い樹形になります。
不要な枝をひととおり片づけたら、いよいよ樹形づくりに移ります。
骨格に関係のない枝を先に整理しておくと、残す枝の配置が見えやすくなるからです。
真上へ長く伸びた徒長枝、根元から出るひこばえ、ほかの枝と交差する枝を選び、付け根から切ります。
とくに1メートルを超えるような徒長枝は花がつきにくいため、付け根で抜くか、基部から30センチほどに切り詰めます。
枝を切り戻すときは、外側に向いた芽の少し上で切ると、枝が外へ広がって風通しの良い樹形になります。
不要な枝をひととおり片づけたら、いよいよ樹形づくりに移ります。
樹齢別(若木・成木・老木)の切り方の違
梅の剪定は、木の年齢によって切り方を変えるのが基本です。
若木は骨格づくり、成木は花と実の維持、老木は若返りと、目的が段階で変わるためです。
樹齢ごとの目安を下表にまとめます。
このように年齢に合わせて切り方を選ぶと、それぞれの段階で梅の力を最大限に引き出せます。
若木は骨格づくり、成木は花と実の維持、老木は若返りと、目的が段階で変わるためです。
樹齢ごとの目安を下表にまとめます。
| 樹齢 | 剪定の目的と切り方 |
|---|---|
| 若木(植え付け〜数年) | 木作りを優先。1年目は地面から30〜60cmで主幹を切り、数年は強剪定を控えて骨格を整える |
| 成木(数年目以降) | 花と実の維持。夏に込み合う枝を軽く間引き、冬に徒長枝を整理して短果枝を残す |
| 老木 | 若返りが目的。古い枝を切り戻して新しい枝へ更新し、強剪定は数年に分けて行う |
このように年齢に合わせて切り方を選ぶと、それぞれの段階で梅の力を最大限に引き出せます。
主枝・側枝を整えて樹形を作る
不要枝を片づけたら、主枝と側枝を整えて樹形の骨組みを作ります。
幹から伸びる太い主枝と、そこから分かれる側枝のバランスが、木全体の姿を決めるからです。
幹から方々へ伸びる主枝を3本ほどに絞り、それぞれから出る側枝を間引いて、内部まで日が差し込む開いた形に整えます。
枝と枝が重ならないように配置すると、すべての枝にまんべんなく光が当たり、花芽もつきやすくなります。
骨格をすっきりと組み立てることが、毎年安定して花と実を楽しむための土台になります。
幹から伸びる太い主枝と、そこから分かれる側枝のバランスが、木全体の姿を決めるからです。
幹から方々へ伸びる主枝を3本ほどに絞り、それぞれから出る側枝を間引いて、内部まで日が差し込む開いた形に整えます。
枝と枝が重ならないように配置すると、すべての枝にまんべんなく光が当たり、花芽もつきやすくなります。
骨格をすっきりと組み立てることが、毎年安定して花と実を楽しむための土台になります。
切り口を保護して仕上げる
最後に、太い枝の切り口を保護して仕上げます。
切り口をそのままにすると、乾燥や雑菌の侵入で枝が枯れ込み、せっかくの剪定が裏目に出ることがあるからです。
太い切り口に癒合剤を塗っておくと、保護被膜ができて菌の侵入を防ぎ、カルスの形成も早まります。
代表的な製品が、チオファネートメチルを有効成分とするトップジンMペーストで、業務用は日本曹達、家庭園芸用はKINCHO園芸(2025年7月に住友化学園芸から社名変更)が販売しています。
切り口をそのままにすると、乾燥や雑菌の侵入で枝が枯れ込み、せっかくの剪定が裏目に出ることがあるからです。
太い切り口に癒合剤を塗っておくと、保護被膜ができて菌の侵入を防ぎ、カルスの形成も早まります。
代表的な製品が、チオファネートメチルを有効成分とするトップジンMペーストで、業務用は日本曹達、家庭園芸用はKINCHO園芸(2025年7月に住友化学園芸から社名変更)が販売しています。
切り口までていねいに処置して、梅の剪定をひと区切りとしましょう。
梅の木の剪定時期はいつがベスト?
梅の剪定は目的によって時期が分かれますが、本格的に整えるなら落葉後の冬がベストです。
梅は冬から春に咲き、夏から秋に翌年の花芽をつくるため、切る時期を誤ると花の数を大きく減らしてしまいます。
時期ごとの作業内容と向き不向きを、下表で確認しておきましょう。
各時期について、もう少し詳しく説明します。
梅は冬から春に咲き、夏から秋に翌年の花芽をつくるため、切る時期を誤ると花の数を大きく減らしてしまいます。
時期ごとの作業内容と向き不向きを、下表で確認しておきましょう。
| 時期 | 剪定の種類 | ポイント |
|---|---|---|
| 11月〜1月(落葉後の冬) | 本剪定 | 最適期。枝が見えて花芽も確認でき、強剪定もできる |
| 3月〜4月(花後すぐ) | 軽剪定 | 伸びた枝を軽く整える程度にとどめる |
| 真夏(7〜8月の高温期) | × | 強い剪定は不可。木が弱り、花芽形成を妨げる |
| 開花直前(つぼみが膨らむ頃) | × | 咲く前の花芽を落としてしまう |
各時期について、もう少し詳しく説明します。
花後すぐ(3月〜4月)は軽剪定
花が終わった直後の3月から4月は、軽い剪定にとどめる時期です。
この時期に強く切りすぎると、夏に花芽のもとになる新しい枝まで失い、翌年の花が減ってしまうためです。
そこで花後は、伸びすぎた枝を軽く切り戻したり、明らかに不要な枝を整理したりする程度で手を止めます。
花の観賞が終わったタイミングで姿を軽く整えておくと、夏に向けて新しい枝が伸びやすくなります。
花後の手入れは、あくまで仕上げの微調整と考えておきましょう。
この時期に強く切りすぎると、夏に花芽のもとになる新しい枝まで失い、翌年の花が減ってしまうためです。
そこで花後は、伸びすぎた枝を軽く切り戻したり、明らかに不要な枝を整理したりする程度で手を止めます。
花の観賞が終わったタイミングで姿を軽く整えておくと、夏に向けて新しい枝が伸びやすくなります。
花後の手入れは、あくまで仕上げの微調整と考えておきましょう。
落葉後の冬(11月〜1月)は本剪定
梅を本格的に整える本剪定は、落葉後の冬、11月から1月に行います。
葉が落ちて枝の混み具合が一目でわかるうえ、休眠中で木への負担が小さく、夏にできた花芽を確認しながら切れるからです。
この時期なら、徒長枝の整理や古い枝の更新、樹形づくり、大きくなった木の強剪定まで、思い切った作業ができます。
なかでも12月から1月は枝が落ち着いて作業しやすく、本剪定の中心となります。
一年のうちで最も大切なこの冬の本剪定を、毎年の手入れの軸にしましょう。
葉が落ちて枝の混み具合が一目でわかるうえ、休眠中で木への負担が小さく、夏にできた花芽を確認しながら切れるからです。
この時期なら、徒長枝の整理や古い枝の更新、樹形づくり、大きくなった木の強剪定まで、思い切った作業ができます。
なかでも12月から1月は枝が落ち着いて作業しやすく、本剪定の中心となります。
一年のうちで最も大切なこの冬の本剪定を、毎年の手入れの軸にしましょう。
剪定してはいけない時期(真夏・開花直前)
反対に、真夏と開花直前は剪定を避けたい時期です。
真夏は気温が高く、葉を大きく減らすと木が弱るうえ、ちょうど翌年の花芽がつくられる時期に当たって花を減らす原因になります。
夏に手を入れるなら、込み合った部分をごく軽く間引く程度にとどめ、強い切り込みは控えてください。
また、つぼみが膨らみ始める開花直前に切ると、もうすぐ咲くはずの花芽まで落としてしまいます。
花を確実に楽しむためにも、この二つの時期の強い剪定は避けましょう。
真夏は気温が高く、葉を大きく減らすと木が弱るうえ、ちょうど翌年の花芽がつくられる時期に当たって花を減らす原因になります。
夏に手を入れるなら、込み合った部分をごく軽く間引く程度にとどめ、強い切り込みは控えてください。
また、つぼみが膨らみ始める開花直前に切ると、もうすぐ咲くはずの花芽まで落としてしまいます。
花を確実に楽しむためにも、この二つの時期の強い剪定は避けましょう。
梅の木に関するよくある質問
梅の木については、庭に植えることへの不安や寿命、業者依頼の費用など、よく寄せられる疑問があります。
ここでは、とくに質問の多い3つにお答えします。
ここでは、とくに質問の多い3つにお答えします。
梅の木を庭に植えてはいけないと言われる理由は? |
|
梅の木を庭に植えてはいけないと言われるのは、主に手入れの手間と害虫の多さが理由です。 梅はケムシやカイガラムシ、アブラムシなど多くの害虫がつきやすく、放任すると6〜10メートルほどまで大きくなるため、剪定や消毒の負担が大きい木だからです。 加えて、落ち葉や落ち実が周囲に散らかりやすく、近隣への配慮が必要になる点も敬遠される一因になります。 ただし、これらはいずれも適切な管理で十分に抑えられる範囲で、毎年の剪定と消毒を続ければ、庭木として花も実も気持ちよく楽しめます。 植えてはいけない木というより、手をかける価値のある木と考えてよいでしょう。 |
梅の木の寿命はどのくらい? |
|
庭で適切に管理された梅の木の寿命は、70年から100年ほどが一般的です。 手入れ次第では100年を超えることも珍しくなく、各地の神社や寺院、梅の名所には樹齢数百年を数える古木も残っています。 一方で、実を安定して収穫できる期間は25年ほどとされ、梅農家ではその頃を目安に若木へ植え替えるのが一般的です。 幹の内部が空洞になっても皮一枚で生き続ける古木があるほど、梅は生命力の強い木です。 剪定と施肥を欠かさず続ければ、梅は何十年にもわたって花と実を届けてくれます。 |
自分で剪定するのと業者依頼で費用はどれくらい違う? |
|||||||||
自分で剪定すれば費用はほぼ道具代だけですが、業者に頼むと木の高さに応じた料金がかかります。 DIYなら剪定ばさみやノコギリ、癒合剤をそろえる初期費用だけで済む一方、高い木の作業には転落の危険や花芽の見極めの難しさが伴います。 業者に依頼した場合の費用の目安は、下表のとおりです。
このほか、切った枝の処分費や出張費が加わることもあるため、見積もり時に内訳を確かめておくと安心です。 低い若木なら自分で、高くなった木や花芽の管理を任せたい場合は業者にと、状況で使い分けるのがおすすめです。 |
梅の木の剪定ならお庭の大将にお任せください
梅の木は、適切な時期に正しく剪定してこそ、毎年の花と実を長く楽しめる木です。
とはいえ、花芽がつくられる時期や短果枝の見極め、高所での太枝の処理には経験が要り、放置して大きくなった木ほど自分での作業は危険を伴います。
時期や切る位置を誤れば翌年の花を落とし、無理な高所作業は思わぬ事故につながりかねません。
「何年も放置してしまった」「高く伸びすぎて手が出せない」「来年こそ花と実をたっぷり楽しみたい」という方は、ぜひお庭の大将にご相談ください。
お庭の大将は、北は北海道から南は沖縄まで全国に対応し、地域に密着した店舗網で、お住まいの地域のスタッフが迅速にうかがいます。
梅をはじめとする庭木の剪定や伐採はもちろん、植栽・草刈り・防草シート施工・芝刈り・砂利敷き・庭木の消毒まで、お庭まわりの作業を幅広く承っております。
お見積もりは無料で、追加料金もいただきません。
受付は9:00〜19:00、年中無休でお待ちしております。
梅の花と実を末永く楽しむために、まずはお気軽にお庭の大将までお問い合わせください。
とはいえ、花芽がつくられる時期や短果枝の見極め、高所での太枝の処理には経験が要り、放置して大きくなった木ほど自分での作業は危険を伴います。
時期や切る位置を誤れば翌年の花を落とし、無理な高所作業は思わぬ事故につながりかねません。
「何年も放置してしまった」「高く伸びすぎて手が出せない」「来年こそ花と実をたっぷり楽しみたい」という方は、ぜひお庭の大将にご相談ください。
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