竹の伐採は時期が肝心!自分でできる方法から業者依頼の費用相場まで徹底解説!|【奈良】草刈り・剪定・伐採・造園はお庭の大将でプロの手入れ掃除!

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庭や空き地に生い茂った竹が、気づけば手に負えないほど繁殖していませんか?

「最初は数本だったのに、いつの間にか竹藪に…」「自分で伐採しても、またすぐに生えてくる」と悩む方は少なくありません。

竹は他の植物とは違い、地下茎(ちかけい)を張り巡らせて広がるため、単に地上の竹を切るだけでは解決しない厄介な存在です。

この記事では、竹の伐採に関する正しい知識と具体的な方法をわかりやすく解説します。伐採に適した時期・道具・作業手順から、費用相場・業者選びのコツまで、プロの視点で詳しくご紹介。

読み終えるころには、竹の繁殖メカニズムや効果的な対策が理解でき、「放置竹林」や「再生竹」に悩まされない土地づくりの第一歩を踏み出せます。

面倒で危険な竹の伐採も、正しい方法を知れば安全に、確実に解決できますよ。

竹を伐採すべき理由と放置するリスク

竹林は美しいですが、適切に管理されない竹は、周囲の環境に深刻な影響を与える存在になりかねません。

竹は成長速度が非常に速く、放置するとあっという間に周辺の土地を侵食し、他の植物や人の生活圏にまで広がってしまいます。

ここでは竹を伐採すべき理由と、放置したままにした場合のリスクについて詳しく見ていきましょう。

竹の驚異的な成長速度と繁殖力

竹の最大の特徴は、驚くほどの成長速度と繁殖力です。具体的には以下のような性質があります。

⚫︎1日に1メートル以上伸びることもある(特に孟宗竹など大型種)
⚫︎地下茎(ちかけい)による繁殖力が強力
⚫︎根が横に広がり、数十メートル先から新しい竹が芽吹く
⚫︎伐採しても切り株や根から再生するため、放置するとすぐに元の状態に戻る
⚫︎周囲の植物の成長を妨げるほどの密生力を持つ

竹は他の樹木とは異なり、伐採=終わりではありません。地下茎が残っていれば、再び地上に芽を出し、数年で元の竹藪へと戻ってしまうのです。

竹の生命力は、もともと山地の侵食防止や風よけとして利用されてきたほど強靭です。しかし、住宅地や農地周辺でその力を放置すると、手に負えない侵食型植物へと変わってしまいます。

特に個人所有の土地で竹が繁殖すると、隣家や道路にまで根が伸びてしまい、近隣トラブルに発展するケースも少なくありません。竹林の勢いを抑えるには、伐採+伐根(根の除去)をセットで行うのがポイントです。

また竹の成長は気温と日照に左右されるため、春〜初夏(3〜6月)は特に繁殖が活発になります。放置期間が長くなるほど、伐採・除草コストが増える恐れがあるため、早期対応がおすすめです。

放置竹林が引き起こす具体的な被害

竹を放置すると、見た目の問題だけでなく、生活や環境に次のような被害が生じます。
被害の種類 内容
土地の荒廃 根が地中を張り巡らせ、地盤の保水力が低下。農作物が育たなくなる。
倒竹の危険 強風や雪で竹が倒れ、電線や建物、道路を塞ぐケースがある。
景観の悪化 竹が密集すると光を遮り、暗く不気味な竹藪に変化。防犯上も問題。
動物被害 イノシシやヘビなどの害獣が住みつくリスクが高まる。
火災リスク 枯れ竹が積もることで山火事や延焼の原因になる。
竹による被害は自然の一部として見過ごされがちですが、実際には土地の資産価値を下げる重きな原因になります。

特に、空き家や放棄地周辺では、竹林の侵食によって地境が不明確になり、後々の相続や売却にも支障をきたすため注意が必要です。

放置竹林対策の専門家によると、竹の根は年々硬く強固になるため、5年放置すると伐根コストが倍以上になるケースも。

放置すればするほど、時間と費用の両面で負担が増す恐れもあるため注意しましょう。早期に業者へ相談し、伐採と根の除去を同時に行うのが効果的なといえるでしょう。

近隣トラブルになる可能性も

竹の繁殖は見えない地下から広がるため、隣地への侵入は最も多いトラブルのひとつです。実際に起こりやすいトラブルを見ていきましょう。

⚫︎隣家の庭や畑に竹が生えてきてクレームを受ける
⚫︎倒れた竹がフェンスや建物を破損する
⚫︎景観・日照の妨げで訴訟に発展する
⚫︎伐採作業をめぐって境界線の争いになる

トラブルは、どちらの土地から生えた竹か曖昧なまま進んでしまうケースが多く、解決に時間を要します。

特に共有地や農道沿いの竹林は、責任の所在が不明確になりやすいのが特徴。地域全体の問題に発展するケースも少なくありません。

竹は1年放置するだけでも数メートル伸びるため、後回しにしているうちに、すぐに隣地にはみ出してしまいます。法的トラブルを防ぐためにも、繁殖し始めた段階で業者に相談するのがベストです。

また自分の土地内での伐採でも、竹の根が隣地に侵入している場合は不法侵入に該当することがあります。早めの対応でトラブル防止につなげましょう。

竹の伐採に最適な時期はいつ?季節ごとの違いを比較

竹の伐採は、見た目以上に体力と知識を要する作業です。竹は非常に丈夫で生命力が強く、単に切り倒しただけでは再生してしまうケースも珍しくありません。

特に放置竹林や自宅裏の竹藪では、数年放置するだけで竹が密集し、他の植物や構造物にまで被害を及ぼす可能性があります。そのため伐採を行う際には、事前準備と安全な作業手順が不可欠です。

ここでは初心者でも安全に取り組めるように、必要な道具・服装・具体的な伐採手順・安全な処理方法までをステップごとに詳しく解説します。

竹の伐採に必要な道具と服装

一般的に、竹の伐採は秋から冬(11月〜2月頃)が最もよい時期とされています。理由は以下の通りです。

⚫︎竹の水分量が減り、伐採後に乾燥しやすい
⚫︎成長が止まっているため再生しにくい
⚫︎葉が落ちて視界がよく、安全に作業できる
⚫︎伐採後の処分や搬出がスムーズ
時期 特徴 メリット
11〜2月 成長が止まり水分量が少ない 竹材が腐りにくく、再生抑制効果も高い
3〜6月 新芽の時期 駆除には不向き、繁殖が進む
7〜9月 根が活発に動く 駆除を狙うなら効果的
10月以降 気温が下がり安定 伐採・整備に最適
秋〜冬は竹の内部にある養分や水分が減るため、伐採後の再発が少なくなります。特に資源として利用する場合(竹材や竹炭など)は秋〜冬の時期に伐採すると、乾燥や加工がしやすく品質も安定します。

さらに冬場は草木が少なく視界が良いため、安全に作業を進めやすいメリットもあります。伐採作業を業者に依頼する場合も、冬期は空いている会社が多く、費用面でも比較的安く済む可能性があります。

春夏の伐採はあまり推奨されない

一方で、春から夏(3月〜8月)にかけての伐採は、基本的におすすめできません。春から夏の時期の竹は成長期にあたり、地下茎が活発に広がっているため、伐採してもすぐに新しい芽が出てきます。春夏伐採の注意点をまとめると以下の通りです。

⚫︎新芽(タケノコ)の時期に伐採しても意味が薄い
⚫︎切り株からすぐに再生する
⚫︎水分量が多く腐敗しやすい
⚫︎草木が生い茂るため作業環境が悪い

また竹は気温20℃以上で急速に伸びるため、春夏に切っても再生スピードが上回り、数週間で元通りになることがあります。
特に根の駆除や再発防止を目的とするなら、この時期の伐採は効果が薄いといえるでしょう。

どうしても春夏に伐採しなければならない場合は、伐採直後に除草剤や防根シートを併用するのがポイントです。地下茎からの再生を一定程度抑えられるでしょう。

また春は花粉や虫が多く、作業者の健康面にも注意が必要です。自分で伐採を考えている方は、必ず防護服・ゴーグル・手袋などを着用し、安全対策を徹底しましょう。

駆除目的なら夏の伐採が良い

竹を完全に駆除したい場合は夏(7〜8月頃)に伐採を行うとよいでしょう。竹が最も活発に光合成と養分の吸収を行う時期に切れば、根に栄養が行き渡らず枯れやすくなるからです。駆除目的で夏に伐採するメリットは以下を参考にしてください。

⚫︎再生力を一時的に弱らせられる
⚫︎切断面から除草剤を吸収しやすい
⚫︎地下茎の栄養循環を断ち切れる

ただし夏場の作業は高温・虫・湿度など過酷な環境になるため、個人作業には不向きです。
また、竹は根が深く広範囲に広がるため、完全駆除を目指すなら伐採+伐根+除草剤処理が欠かせません。

専門業者の中には再生保証や防根対策まで行うプランを提供している企業もあります。自分で作業するより確実で、安全性も高い方法といえるでしょう。夏の伐採は、根絶を目的とする場合には最も効果が期待できる季節です。

竹を伐採する準備と方法

竹の伐採は、見た目以上に体力と知識を要する作業です。竹は非常に丈夫で生命力が強く、単に切り倒しただけでは再生してしまうケースも珍しくありません。

特に放置竹林や自宅裏の竹藪では、数年放置するだけで竹が密集し、他の植物や構造物にまで被害を及ぼす可能性があります。そのため伐採を行う際には、事前準備と安全な作業手順が不可欠です。

ここでは初心者でも安全に取り組めるように、必要な道具・服装・具体的な伐採手順・安全な処理方法までをステップごとに詳しく解説します。

竹の伐採に必要な道具と服装

竹は、木のように簡単に切れるわけではありません。滑りやすく弾力もあるため、誤った道具を使うとケガや事故につながる恐れがあります。

また竹林内は視界が悪く、虫や蛇などが潜んでいることもあるため、服装も慎重に選びましょう。以下では、竹伐採に欠かせない道具と服装をそれぞれ詳しく紹介します。

道具

まずは、竹の伐採で使用する代表的な道具を一覧で確認しましょう。

道具名 用途
特徴・注意点
竹用ノコギリ 手作業での伐採 竹の滑りやすい表面をしっかり捉える細かい刃。小規模作業に向く。
チェーンソー 太い竹や大量伐採に使用 効率的だが、操作を誤ると危険。防護具着用が必須。
なた・手斧 枝落としや細い竹の処理 小回りが利き、初心者でも扱いやすい。
ロープ 倒す方向をコントロール 倒木の方向を誘導し、安全確保に役立つ。
除草剤・防根シート 再生防止処理に使用
根からの再生を防ぐための必須アイテム。
スコップ・くわ 根の掘り出し作業 伐根時に便利。竹の地下茎を取り除く。
道具を選ぶ際は、伐採の目的と竹林の規模に応じて組み合わせるのがコツです。たとえば、数本程度の伐採ならノコギリで十分ですが、30本以上あるような竹藪ではチェーンソーの使用が望ましいでしょう。

チェーンソーを使用する際は、必ずチェーンオイル・防振グローブ・ゴーグルを用意しましょう。
また自治体によっては「チェーンソー講習会」を開催しています。受講すれば安全な扱い方を学べますよ。

ただし竹を切るだけでは再発します。伐採後に切り株へ除草剤を塗布したり、防根シートを敷設するなど、再生防止まで意識すれば作業の効果が長持ちするでしょう。

服装

服装は安全性と動きやすさのバランスが大切です。竹は鋭利な割れ方をするため、皮膚を保護できる厚手の服が望ましいです。
装備 理由・ポイント
長袖・厚手の作業服 枝や竹片から腕を保護し、虫刺されを防ぐ。
作業用手袋(耐切創タイプ) 手の滑り止めと刃物の衝撃吸収に役立つ。
安全靴または長靴
地面のぬかるみや倒竹の上を歩く際に安定。
保護メガネ・ヘルメット 飛び散る竹片・小枝から顔を守る。
マスク 竹粉・ほこりの吸い込みを防止。
反射ベスト・ライト 視界の悪い竹林内で位置を知らせ、安全性を高める。
竹林内は想像以上に暗く、蜘蛛の巣やツタが顔にかかることもあります。そのためヘルメットにLEDライトを装着すれば、両手が自由に使えて安全です。

また夏場の作業は熱中症リスクが高いため、こまめな水分補給と日陰での休憩を忘れないようにしましょう。

軽装での作業は非常に危険です。素肌を露出した状態で竹を切ると、裂けた竹の縁で皮膚が切れる恐れもあります。必ず防護服を着用し、準備万全で臨みましょう。

竹を伐採する手順

準備が整ったら、いよいよ伐採作業に移ります。竹は成長が早く、群生するため、1本ずつ丁寧に倒すと安全・効率的です。以下の流れを守ることで、初心者でも無理なく作業を進められるでしょう。

⚫︎倒す方向を決める
⚫︎竹の根元を確認
⚫︎切り込みを入れる
⚫︎反対側から切り進める
⚫︎倒した竹を安全に処理

それぞれ詳しく見ていきましょう。

倒す方向を決める

最初に、竹を倒す方向を慎重に決めましょう。倒す方向を誤ると、他の竹や周囲の建物・塀を傷つける可能性があります。
倒す方向を決める際のポイントは以下の通りです。

⚫︎風向きを確認する(風下に倒すと安全)
⚫︎他の竹や電線に干渉しない方向を選ぶ
⚫︎逃げ道を確保しておく(2〜3m程度)
⚫︎地形の傾斜に合わせて倒すと作業しやすい

竹は倒れる際に勢いよくしなり、他の竹にぶつかって連鎖的に倒れることもあります。そのため倒す範囲をロープで固定し、引っ張る人を配置するのがおすすめです。

ただし風が強い日や雨上がりのぬかるみでは倒木のコントロールが難しくなります。安全第一を心がけ、天候が良い日に実施しましょう。

竹の根元を確認

竹は地下茎(ちかけい)という根が地中を横方向に広がっています。伐採前に根の状態を確認しておかないと、切った竹が他の竹とつながっており、思わぬ方向に引っ張られる可能性があります。

確認のコツは以下の通りです。

⚫︎根元の土を軽く掘って地下茎の向きをチェック
⚫︎根が他の竹とつながっている場合は、根を少し切ってから伐採
⚫︎枯れた竹や若い竹を見分ける(緑が濃く節が詰まった竹が切りやすい)

根元を確認することで、伐採後の再生リスクも減らせます。切断面に防草剤を塗る場合は、この段階で準備しておきましょう。

切り込みを入れる

竹を倒す方向(進行側)に「受け口」と呼ばれる切り込みを作ります。切り込み作業によって倒れる方向が安定し、裂けや割れを防げます。

切り込みの基本は以下を押さえておきましょう。

⚫︎地面から30〜40cmの高さで作る
⚫︎上側の切り口は45度の角度で斜めにカット
⚫︎下側は水平にカットし、竹の直径の1/3程度の深さまで入れる

竹は中が空洞のため、切り込みすぎると折れて飛散する危険があります。ゆっくり切り進めながら、竹の反応を確認しましょう。


ノコギリを使う際は、竹が弾んで跳ね返る可能性があるため慎重に行いましょう。刃を斜めに入れることで、滑らず安定して切り進められます。

反対側から切り進める

受け口を作ったら、反対側(背面)から本切りを行います。この際、受け口より少し高い位置から切ると竹が自然に倒れやすくなります。以下の手順で進めましょう。

⚫︎背面からゆっくり切り込みを入れる
⚫︎切断面が少し残った状態でロープを引き、倒す方向を誘導
⚫︎倒れ始めたらすぐに安全距離を取る

竹は最後の一瞬でバキッと大きく音を立てて裂けるため、驚かずに落ち着いて対応しましょう。

倒した竹はすぐに枝を落とすと、搬出が楽になります。太さや長さを統一してまとめておくと、後の処分もスムーズです。

倒した竹を安全に処理

伐採が終わったら、放置せずに早めに処分しましょう。竹をそのままにしておくと、虫の発生源や火災リスクにもなります。
処理方法 特徴 メリット 注意点
自治体回収 粗大ごみ・可燃ごみ扱い
手軽で低コスト 長さや本数に制限あり
焼却処理(許可制) 自宅敷地内で焼却可能な地域限定
手間がかからない 火災リスク・煙害あり
チップ化・竹炭加工 再利用に最適 エコで人気
専門業者が必要
専門業者へ依頼 伐採から処分まで一括対応 時間と手間を省ける 費用(1本あたり数百円〜)がかかる
業者に依頼する場合は「伐採+伐根+処分」まで一括で対応できるところを選びましょう。再発を防げるうえ、費用もトータルで抑えられます。

竹の伐採を業者に依頼するメリットと判断基準

竹の伐採は一見簡単そうに見えますが、実際には想像以上に手間とリスクが伴います。竹は根が広範囲に伸び、斜面や住宅地に生えている場合は倒木事故や近隣トラブルにも発展しかねません。

特に放置竹林や密集地では、自分で伐採するよりも業者に依頼したほうが圧倒的に安全で確実です。

ここでは、プロへ依頼する基準を解説します。自分での伐採が向かないケースを把握しておくと、無駄な労力やコストを防げます。

密集した竹林や放置竹林の場合

竹が密集している場所では、1本を倒すだけでも他の竹に絡まり、想定外の方向に倒れる可能性があります。

さらに放置竹林では、根が地中で複雑に絡み合っており、伐採しても短期間で再生してしまうことも少なくありません。

密集竹林での主なリスクは以下の通りです。

⚫︎倒木が他の竹や電線、建物に当たる危険
⚫︎地面が見えず、転倒や切創のリスクが高い
⚫︎根がつながっており、再生・繁殖を完全に防げない
⚫︎虫・ヘビ・蜂などが多く、作業環境が悪い

複雑な場所では、重機や専門工具を使いこなす業者に任せるのが安心です。業者は竹の倒す方向を見極めながら、安全な伐採ラインを設計します。

また伐採後の竹の搬出・処分まで一貫して対応してくれるため、作業後の片付けも必要ありません。

放置竹林をそのままにしておくと、5年ほどで地下茎が地中を10メートル以上進み、隣地に侵入する恐れもあります。早期に専門業者へ相談することで、後々のトラブルを未然に防げるでしょう。

斜面・崖地・住宅近くにある場合

斜面や崖地に生えている竹を自力で伐採するのは非常に危険です。地面が不安定で滑落の危険があるうえ、倒木の方向を誤ると住宅や車を直撃する可能性もあります。

業者に依頼すれば、伐採専用の安全装備(ワイヤー・ロープ・クレーンなど)を使用して、倒木方向をコントロールしながら安全に作業してもらえます。

特に住宅地では、事前に近隣への配慮や通行止めなどの調整も行ってくれるため、トラブル防止にもつながるでしょう。

プロの業者は地形・風向き・竹の傾きを正確に判断し、伐採後の再生防止まで考えた施工計画を立ててくれます。素人では対応しきれない条件でも、安全かつ短時間で作業を完了できるでしょう。

竹の根絶(再生防止)をしたい場合

竹は切っても生える植物です。地上部分を伐採しても、地下茎(ちかけい)から新しい竹が次々に伸びてくるため、再生防止には「伐根(ばっこん)」という根の除去作業が必要です。

再生防止を目的とした業者依頼のメリットは以下の通りです。

⚫︎専用機械(バックホー・重機)で地下茎を徹底除去
⚫︎除草剤や防根シートを併用して再生を抑制
⚫︎土壌の状態を見ながら、再発を予防する設計が可能

自分で根絶を目指すと、広範囲の地下茎を完全に掘り出すのは困難です。業者であれば、根の深さ・広がりを見極めた上で適切な伐根・防除作業を実施できます。

竹の根は地下30cm〜50cmほどを横方向に進むため、想定より広い範囲を処理する必要も。プロの機材と経験があれば、1日で数十平方メートルを処理できるケースもあります。

伐採後の処分・搬出が難しい場合

竹は軽く見えて実際には長くてかさばり、処理場まで運ぶのが大変です。例えば、以下の悩みがあるのではないでしょうか。

⚫︎竹の量が多く、車に積み込めない
⚫︎乾燥させるスペースがない
⚫︎自治体で処分できる量に制限がある
⚫︎竹炭・チップ加工などの再利用知識がない

業者なら伐採後の竹をその場で裁断・搬出・処分まで一括で行ってくれます。多くの業者は軽トラックや2トントラックを使用し、廃棄物処理業者と提携しながら代行してくれるのが大きな魅力です。

自治体によっては、竹を切ったあとに放置すると不法投棄扱いとなるケースもあります。業者に処分まで任せれば、法的にも安心です。

周囲の土地・所有関係が複雑な場合

竹林の一部が隣地と接している、または所有者が複数いる場合、自分の判断だけで伐採するとトラブルに発展するおそれがあります。

特に放置竹林は境界線が不明確になっていることが多く、知らずに他人の土地の竹を切ってしまうケースもあるでしょう。

そのため業者への依頼がおすすめです。信頼できる業者は、作業前に、現地調査や見積書・作業計画書を提出し、法令順守と近隣配慮を徹底します。

個人間トラブルを避けたい場合こそ、第三者として中立的に判断できる人を置きましょう。

竹の伐採費用の相場はどのくらい?

竹は細いものから太いものまでさまざまあり、敷地の広さや密集度、地形によっても作業量が大きく変わります。
さらに伐採だけでなく、抜根(根の除去)・処分・運搬などの付帯作業を含めると、総額が大きく上下するでしょう。

ここでは竹伐採の費用相場を、伐採のみ・抜根・整地込み・追加費用ありの3パターンに分けて詳しく解説します。

伐採のみの費用相場と本数・面積による違い

竹の伐採だけを依頼する場合、費用は「1本あたり」または「面積(u)」で算出されるのが一般的です。以下でおおよその目安を把握しましょう。
作業内容 相場(目安) 特徴
単純伐採(細い竹・少量) 500円〜1,000円/本 手作業で伐採可能。軽トラ1台分で済む量。
密集竹林の伐採 2,000円〜5,000円/本

人手・時間・機材が必要。チェーンソー使用。
面積単価(10uあたり) 約5,000円〜15,000円

面積で見積もるケースも多い。
1反(約1,000u)規模 10万円〜30万円程度

重機を使用し、本格的な整備が必要。
伐採費用は、竹の太さ・密集度・地形・作業環境(住宅地か山間部か)によって大きく変わります。例えば、急斜面や人が入れないほど密集した竹林では、1本あたりの作業単価が高くなる傾向があります。

また切るだけで終わらせる場合と、根や処分まで含める場合では総額が倍以上変わるケースも。「どこまでお願いするか」を明確にして見積もりを依頼するのがポイントです。

地方自治体によっては、放置竹林の整備に補助金を出している場合もあります。環境整備や防災対策の一環として支援している自治体もあるため、依頼前に役所に確認してみると良いでしょう。

抜根や整地を含めた総額の目安

竹は切っても根(地下茎)から再生するため、伐採+抜根まで行うのが本来の駆除作業です。再生防止を含む総額の費用目安は以下の通りです。
作業内容 費用の目安
備考
伐採のみ

5万円〜15万円/100u 根が残るため、再生リスクあり
抜根込み(重機使用) 15万円〜40万円/100u 再生防止に最も効果的
整地(地ならし・土の搬入)
5万円〜20万円 再利用・植栽の準備に適す
防根シート設置 2,000〜3,000円/u 根の再侵入を防ぐ施工
伐採後の整地を行うと、土地の見た目がきれいになるだけでなく、再利用(駐車場・畑・庭など)にも転用しやすくなるのがポイントです。

ただし重機を入れる必要がある場合、進入路の確保や土砂の運搬費も発生するため、追加見積もりが必要になるケースもあります。

抜根作業を行う際は、再生保証が付いている業者を選ぶと安心です。作業後に新しい竹が出てきた場合、一定期間無料で再対応してくれる業者もあります。価格だけでなく、施工後の保証内容や対応範囲も重視しましょう。

処分費用や運搬費など追加でかかる費用

竹の伐採費用には切る作業だけでなく、切った竹を運び出し・処分するためのコストが加算されます。見積もりで意外と見落とされがちなポイントです。

主な追加費用の内訳は以下の通りです。
項目 相場(目安) 詳細
運搬費
5,000円〜20,000円/台 軽トラ・2トントラックの距離に応じて変動
処分費 5,000円〜15,000円/㎥
焼却・リサイクル・チップ加工など方法で変動
人件費(追加人手)
1名あたり10,000円前後/日
面積で見積もるケースも多い。
出張費 3,000円〜10,000円

現地までの距離・地域により発生
重機使用料 10,000円〜30,000円/日 バックホー・ユンボなど機材費用
竹は細い割に長くてかさばるため、1トラックで積める本数が少なく、処分費がかさむ傾向があります。さらに、現地が山間部や住宅密集地など搬出しづらい場所だと、運搬コストが上がる点にも注意が必要です。

「伐採費用が安い」と思って契約したあとに、運搬費・処分費が別料金として追加されるケースもあります。契約前に、すべて込みの総額で見積もってもらうのがトラブル回避のコツです。

また伐採後に発生する竹の再利用方法としては、以下の方法もあります。

⚫︎チップ加工(庭のマルチング材などに再利用)
⚫︎炭焼きやクラフト素材としてリサイクル

エコ活動を行っている業者を選ぶと、環境負荷を抑えつつコストを削減できるメリットもあります。

竹の伐採についてのよくある質問

竹は他の樹木と比べて繁殖力が非常に強く、切っただけでは再生してしまうことも多いため、正しい知識と対応方法を知っておくとよいでしょう。

ここでは、実際に竹の伐採を依頼する前に知っておきたい「よくある質問」への回答を解説します。

伐採した竹の処分方法は?

伐採後の竹は、そのままにしておくと害虫の発生や火災の原因になる可能性があります。安全に処理するには、以下の方法が一般的です。
処分方法 特徴 費用の目安
自治体のごみ回収
可燃ごみ・粗大ごみとして処分できる場合がある 無料〜2,000円前後/束
焼却処理 自宅敷地内や許可のある施設で焼却
無料〜5,000円程度(要届出)
チップ加工・再利用 園芸用マルチング材や竹炭に再利用可能
専門業者に依頼で有料(数千円〜)
伐採業者に処分委託 搬出から廃棄まで一括対応 5,000〜15,000円/㎥程度
竹は軽くても長さがあるため、家庭ごみとして出せる量には限りがあります。特に竹林や庭全体の伐採を行う場合は、業者に処分を依頼するのがよいでしょう。業者は伐採した竹をトラックで搬出し、専用の処理施設でリサイクルや焼却を行います。

竹は燃焼効率が高く、竹炭や竹パウダーとして再利用されるケースも増えています。環境への配慮やSDGsを意識したい方は、再利用ルートを持つ業者を選ぶのも良いでしょう。

竹の根を完全に駆除する方法はありますか?

竹を本気で根絶したい場合、単に地上部分を伐採するだけでは不十分です。竹の地下には「地下茎(ちかけい)」が網のように広がっており、そこから新しい竹が生えてきます。

そのため完全駆除には以下のいずれか、または複数の方法を組み合わせる必要があります。

⚫︎伐根(ばっこん)作業:重機や手作業で地下茎を掘り起こし、根ごと除去する方法。
⚫︎除草剤の使用:伐採後の切り株や根に薬剤を塗布し、再生を防ぐ。
⚫︎防根シートの設置:掘削後にシートを敷いて、隣地や周囲への根の侵入を防止。

様々な方法を組み合わせると、再生率を大幅に下げることが可能です。特に地下茎が深く入り込んでいる放置竹林の場合は、重機による伐根+除草剤処理がよいでしょう。

根は深さ30〜50cm程度に集中していますが、横方向に10m以上広がるケースもあります。そのため範囲を狭く見積もると駆除しきれず、数ヶ月後に再生してしまうかもしれません。

業者によっては再生保証を設けている場合もあるため、契約時に確認すると安心です。

竹を伐採した後また生えてきますか?

結論から言えば、竹は伐採だけではまた生えてきます。その理由は、竹が「地下茎植物」だからです。地表の竹を切り倒しても、地下に残った茎や根から栄養が供給され、数ヶ月で新しい芽が伸びてきます。

竹の再生を防ぐには、以下のような対策が必要です。
再生防止策 方法 効果
根の除去(伐根) 地下茎を掘り出して除去 最も確実。再生率ほぼ0%
除草剤の塗布 切り株に薬剤を直接塗る 手軽だが完全駆除は難しい
定期的な刈り取り 若竹のうちに伐る 時間はかかるが徐々に弱る
防根シート設置 竹林の外周に敷設 再侵入防止に有効
「一度全部切れば終わり」と思って放置すると、1〜2年後には元通りの竹藪に戻るケースが多いです。特に春〜初夏は成長期で、1日で1メートル近く伸びることもあります。

再生防止を徹底したい場合は、伐採と同時に根の処理・防根施工まで一括で依頼できる業者に相談するのがおすすめです。

竹林の伐採に補助金は使えますか?

竹の伐採は、地域や状況によっては補助金や助成金の対象になることがあります。
特に「放置竹林対策」や「森林整備」「景観保全」「防災支援」を目的とした制度が多く、個人でも申請可能なケースがあります。

主な補助制度の例は以下の通りです。
制度名 対象地域・条件 補助内容
森林整備推進事業 各都道府県・市町村 放置竹林の伐採・間伐に対して補助金交付
農地・里山整備助成 農林水産省・自治体 農地周辺の竹伐採・防風林整備費を補助
景観保全支援制度 環境省・自治体 景観・観光資源を守るための整備費補助
補助金を受けるには、自治体の申請書提出や事前調査が必要です。補助率は地域によって異なりますが、費用の2〜3割を支援してもらえるケースもあります。

自治体のHPで「竹林整備」「放置竹林 補助金」と検索してみましょう。地域独自の支援制度が見つかることがあります。

補助金の対象になる場合、業者が申請をサポートしてくれることもあるため、依頼時に相談してみるのがおすすめです。

竹の伐採はお庭の大将にお任せください

竹の伐採は、見た目以上に危険を伴う重作業です。特に放置竹林や住宅近くの竹は、倒木事故・再生被害・近隣トラブルなどのリスクもあり、専門知識と経験を持つプロに任せるのがおすすめです。

「お庭の大将」では、以下のような竹伐採サービスを行っています。

⚫︎無料現地調査・見積もり対応(最短即日)
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竹の本数や規模に応じて最適なプランを提案し、「再生しにくい土地作り」までトータルでサポートいたします。

個人宅の庭竹から、放置された山林の竹林整備まで、どんなケースでもご相談ください。

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