芝張りの下地の作り方を解説!DIYに必要な準備や道具、初心者向けの失敗しないコツも紹介

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芝張りの下地の作り方を解説!
DIYに必要な準備や道具、初心者向けの失敗しないコツも紹介
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芝張りの下地作りに悩んでいませんか?

本記事では雑草処理から、整地、転圧までの具体的な手順を写真付きで紹介。

掘る深さや道具の選び方、よくある失敗例と対策も解説し、美しい芝生づくりをサポートします。

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芝張りは下地づくりで9割決まる

芝張りの仕上がりは下地で決まると言われるほど、土壌づくりは重要な工程です。

下地が悪ければ芝が根付かず、うまく芝生が育たない可能性があります。

ここでは、良い下地に共通する条件や適切な施工時期、必要な掘削の深さなどの基本を解説していきましょう。

下地が悪いと芝が根付かず失敗する

水はけが悪い土壌や踏み固めが甘い下地では、芝の根が十分に伸びず枯れてしまうことがあります。

また、歩いた跡が沈み込み、表面がデコボコになるといった失敗もよく見られます。

下地は一度芝を張ってしまうとやり直しがきかないため、最初の段階で水はけと平坦さをしっかり確保しておく必要があるのです。

下地不良によって起こりやすいトラブルには、次のようなものがあります。

トラブル 主な原因
芝が根付かず枯れる 水はけ不良・土壌が固い
表面がデコボコになる 転圧不足・整地の甘さ
水たまりができる 水勾配不足・粘土質の土
コケなどが生える 排水不良・日照不足
芝が腐る 過湿状態・踏み固め不足

特に粘土質の土地や苔が生えるような場所では、10〜20cm程度の土壌入れ替えが必要になるケースもあります。

最初の手間を惜しまないことが、長く美しい芝生を維持するための近道といえるでしょう。

良い下地に共通する条件

芝生に適した下地には、いくつかの共通点が見られます。

  • ●水はけが良い
  • ●適度な保水性と保肥性がある
  • ●表面が平坦で十分に転圧されている

理想は砂壌土と呼ばれる土壌で、水を含ませて手でこねても棒状にならない程度のさらさら感がある状態を指します。

粘土質では根腐れの原因になりやすいため、川砂や山砂、土壌改良剤を混合して通気性を高める必要があります。

また、若干の傾斜(3%程度)を設けると、余分な雨水を効率的に排水です。

下地づくりに適した時期

日本芝(高麗芝など)の場合、芝張りに最適な時期は3月下旬から5月中旬の春です。

下地づくりはこの直前または並行して行うのが理想的でしょう。

春は冬に休眠していた芝が芽吹く時期で、気候も穏やかなため芝にストレスが少なく、活着しやすい季節とされています。

時期ごとの特徴を整理すると、次のとおりです。

時期 芝張り適正 特徴
3〜5月 ◎最適 気候が穏やかで活着しやすい
6月 ○可能 散水管理を頻繁に行えば可
7〜8月 △やや困難 高温で切芝が傷みやすい
9〜10月初旬 ○可能 冬までに活着させる必要あり
10月下旬〜2月 ✕不向き 休眠期で根が伸びない

秋植えも可能ですが、地温が15℃を下回ると芝の成長が止まってしまうため、それまでに根付かせる必要があります。

寒くなりすぎる前に作業を完了させることが、活着率を高めるポイントです。

芝張りに必要な下地の深さ

下地の掘り起こしは、20〜30cmが目安とされています。

芝の根が伸びる空間を確保するため、この深さまで耕し、小石や雑草の根を取り除くのが基本です。

粘土質の土壌の場合は、さらに深く掘って10〜20cmの土壌入れ替えを行うとよいでしょう。

掘り起こした土の上には、川砂や床土を厚さ4〜5cm程度敷くのが一般的です。

芝苗(ソッド)の厚みが約2cmあるため、芝張り後に周囲のコンクリート面や敷石と高さが揃うよう、整地段階で2cmほど低めに調整しておくとよいでしょう。

「芝の張り方」については、下記の関連記事で詳しく解説しています。
関連記事:芝の張り方を徹底解説!初心者向けに下地作りなどDIYのコツと費用を詳しく紹介

下地づくりに必要な道具と材料

下地づくりを効率良く進めるには、適切な道具と材料の選定が欠かせません。

スコップやレーキなどの基本道具に加え、床土に使う砂、初期生育を支える元肥まで、それぞれの役割と選び方を初心者向けに紹介していきましょう。

基本の道具(スコップ・レーキ・トンボ)

下地づくりに必要な基本道具を一通り揃えておくと、作業がスムーズに進みます。

それぞれに役割があり、適切な道具を使うことで仕上がりの精度も格段に上がります。

道具 主な用途
スコップ 土の掘り起こし・運搬
クワ 土を耕す・砕く
レーキ 土をならす・小石や根を集める
トンボ 表面を平らに整地する
ふるい 石・根・ゴミを土から分別
板または転圧ローラー 下地を踏み固める転圧作業
軍手・長靴 ケガをしないための安全装備

広い面積(30�u以上)を施工する場合は、ホームセンターで転圧機(プレートコンパクター)をレンタルすると、作業効率と仕上がりの均一性が大きく向上します。

レンタル料金は1日あたり3,000〜5,000円程度が相場です。

山砂と川砂の選び方

下地に使う砂には、主に山砂と川砂の2種類があります。

それぞれ採取場所や性質が異なるため、用途に応じた使い分けが重要なポイントになります。

種類 特徴
山砂 真砂土を水洗いしたもの。土に近い性質
川砂 河川敷や川底から採取。サラサラ

家庭の芝張り下地としては、川砂をベースに土壌改良剤(パーライト・バーミキュライト・ゼオライトなど)や少量の土を混ぜて使うのが主流です。

川砂は水中や地中から採取されるため、雑草の種子が混ざりにくいというメリットもあります。

ホームセンターで販売されている「芝生用床土」は、すでに適切な配合がされているため、初心者には扱いやすい選択肢といえるでしょう。

元肥に使う肥料の種類

元肥には、芝の三大栄養素である窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)がバランス良く含まれた化成肥料を使用します。

それぞれの成分には異なる役割があるため、目的に応じた配合を選ぶことが大切です。

成分 主な役割
窒素(N) 葉や茎の成長を促進・葉色を緑にする
リン酸(P) 根の発育を促進・耐病性を高める
カリウム(K) 根の生長促進・乾燥や寒さへの耐性向上

新規の芝張り時には、根の発達を促すリン酸を多めに配合したスターター肥料が効果的です。

一般的な粒状化成肥料を使用する場合は、1�uあたり20〜30g(大人の手で軽く一握り程度)が目安となります。

緩効性タイプを選べば、肥料効果が長く持続し、施肥の手間も減らせるためおすすめです。

芝生を植える時期と下地準備のコツは「芝生を植える時期と張り方を解説!春・秋の植え方や下地作りのポイント」をご覧ください。

下地づくりの手順

下地づくりの手順を踏むことで、初心者でも美しい芝生に仕上げられます。

雑草除去から転圧まで、それぞれの工程には意味があり、どこかを省略すると失敗の原因となります。

ここでは7つの基本ステップを順を追って解説していきましょう。

雑草とゴミの除去

最初の工程は、芝張り予定地から雑草とゴミを徹底的に取り除くことです。

手作業で根ごと丁寧に抜き取るのが基本ですが、面積が広い場合や雑草が密生している場合は、グリホサート系の除草剤を使うと効率的に処理できます。

グリホサート系除草剤は葉から吸収されて根まで枯死させる吸収移行型のため、地下茎を持つ多年生雑草にも有効です。

ただし、効果が出るまでに3〜7日、完全に枯れるまで10日〜2カ月かかるため、芝張りの2週間以上前に散布するのが理想です。

地面の掘り起こし

雑草処理が終わったら、スコップやクワで地面を掘り起こします。

掘り起こしの深さは15〜30cmが目安で、土全体に空気が入るようしっかりと耕しましょう。

土を起こすことで通気性が改善され、芝の根が深く伸びる空間が生まれます。

粘土質の硬い土壌の場合は、より深く掘って土壌入れ替えを行う必要があります。

元の土を10cm掘った時点で粘土が多く含まれている場合は、川砂や培養土と入れ替えることで根腐れリスクを大きく減らせるでしょう。

石・根の取り除き

掘り起こした土はレーキやふるいにかけ、小石・雑草の根・木の根・ゴミなどを丁寧に取り除きます。

小石が残っていると芝の根が伸びる障害になるだけでなく、後の手入れで行うエアレーション(穴あけ)作業の妨げになるからです。

出た石が大量で処分に困る場合は、敷地内の1箇所に深い穴を掘って埋めてしまう方法もあります。

深めに掘って土をしっかりかぶせれば、その上に芝を張っても問題ありません。

山砂・床土の投入

石や根の除去が終わったら、山砂や床土を厚さ4〜5cm程度敷き詰めていきます。

粘土質の場合は、元の土を多めに掘り出してから入れ替えるとより効果的でしょう。

砂は水の通り道を作り、水はけを良くする重要な役割を担っています。

この段階で元肥や土壌改良剤も混合します。

川砂単体では保水性・保肥性が弱いため、土と3:7〜5:5の割合で混ぜたり、パーライトやバーミキュライトを10%程度加えたりすると、芝の生育に適した土壌になります。

整地

レーキやトンボを使って、表面が平らになるように整地していきます。

このとき、芝苗を並べた後で周囲のコンクリート面や敷石と高さが揃うよう、2cmほど低めに調整するのがポイントです。

整地時のチェックポイントは次の通りです。

  • ●凸凹がないか目視で確認する
  • ●板を渡してみて、隙間ができないか確認する
  • ●周囲の境界より2cm程度低くなっているか確認する
  • ●水勾配の方向が正しく取れているか確認する

凸凹が残ったまま芝を張ると、くぼんだ部分に水がたまって芝が根腐れを起こしてしまうため、この工程は時間をかけて丁寧に行いましょう。

水勾配の調整

整地と並行して水勾配をつけていきます。

雨水が雨水桝や側溝、または低い場所に向かって自然に流れるよう、1〜3%程度の傾斜を設けるのが目安です。

1〜3%の勾配とは、1mあたり1〜3cmの高低差をつけるイメージになります。

水勾配を取る際の確認事項を整理しました。

確認項目 内容
排水先 雨水桝・側溝・道路など最終目的地
高低差 1mあたり3cm程度の傾斜
流路 障害物なく水が流れる経路
周囲との高さ 周辺より低くなりすぎていないか

表面排水を確保することで、水たまりや藻・苔の発生を防ぎ、芝の根腐れリスクを大きく低減できます。

転圧して固める

最後の工程は転圧作業です。板や転圧ローラー、プレートコンパクターを使って、地面を均等に踏み固めていきましょう。

野球場のグラウンド整備でローラーを転がす光景をイメージすると分かりやすいかもしれません。

転圧が甘いと足跡でボコボコになるだけでなく、歩いたときにブヨブヨとした感触になり、最悪の場合は芝が腐ってしまいます。

一方で固めすぎると、地下への水や養分の浸透が悪くなり、根への酸素供給も不足してしまいます。

「踏んでも沈まない状態」を目安に丁寧に締め固めましょう。

転圧後に散水しておくと、砂や土がさらに締まり、凸凹の解消にもつながります。

人工芝を敷く場合の下地作りは「人工芝の施工方法とは?初心者でもDIYで失敗しない手順と業者依頼の費用相場を解説」をご覧ください。

下地づくりの注意点

下地づくりをする際に、いくつか注意するべき点が4つあります。

雑草の根の残し、転圧不足、水勾配の取り忘れ、肥料の過剰投入のいずれも、仕上がりや芝の生育に深刻な影響を及ぼすため、事前にしっかり把握しておきましょう。

雑草の根を残すと再発する

雑草は地上部を切り取るだけでは、地下茎や塊茎から再発してしまいます。

特にハマスゲ・スギナ・ドクダミなどの多年生雑草は、塊茎や地下茎が残っている限り、新芽を次々に出すしぶとさが特徴です。

雑草を完全に除去するには、根ごと引き抜くか、吸収移行型のグリホサート系除草剤で根まで枯死させる必要があります。

手で抜く際は、葉だけをちぎらないよう、根元に指を添えて根ごと引き抜くのが基本です。

芝張り後に雑草が生えてくると除去が非常に困難になるため、下地段階で徹底的に処理しておきましょう。

転圧不足は芝のデコボコを招く

転圧が不十分だと、後から人が歩いた箇所が沈み込み、芝生の表面が波打つようにデコボコになってしまいます。

掘り起こした直後の土は空気を多く含んで膨らんでいる状態のため、見た目が平らでも内部は不安定なのです。

芝張り後にデコボコを修正することは非常に困難で、最悪の場合は芝を剥がして下地からやり直す必要があります。

広い面積を施工する場合は、転圧機をレンタルしてでも、この工程は徹底的に行うべきでしょう。

水勾配を取らないと水たまりができる

傾斜のない平坦な下地では、雨が降ると水たまりができてしまいます。

水たまりは芝の根腐れだけでなく、病原菌の繁殖や蚊の発生源にもなるため、衛生面でも問題が生じやすくなるため要注意です。

水勾配を確認するシンプルな方法として、芝を張る前にバケツ1杯の水を流してみるテストがあります。

水が滞留せず想定した排水先に向かって流れていけば、勾配は適切に取れていると判断できます。

反対に水が止まったり逆流したりする場合は、再度整地をやり直しましょう。

肥料の入れすぎは芝焼けになる

元肥の入れすぎは、肥料成分が濃すぎることで根が傷んでしまう「肥料焼け(芝焼け)」を引き起こします。

特に窒素分の与えすぎは、葉が軟弱になって病害虫を呼び込む原因にもなるため、注意が必要です。

まずは少なめに撒き、芝の生育状況を見ながら追肥で調整していくのが安全な進め方です。

撒く際は手撒きではなくハンディタイプの散布器を使うと、ムラなく均一に散布できるためおすすめできます。

「水はけが悪いと起こる芝生の病気」を詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:【画像】芝生の病気6種類を解説!枯れる原因や対処法、殺菌剤の選び方も紹介

下地づくりの注意点

芝張りを始める前に、おおよその費用感を把握しておくことは大切なポイントです。

DIYと業者依頼では、かかる費用や手間が大きく異なります。

自分の予算や時間に合った選択ができるよう、費用相場を確認していきましょう。

DIYで下地から芝張りまでの費用

DIYで芝張りをする場合の費用は、芝生の種類や面積によって変動します。

10�u程度であれば、総額2〜4万円程度が目安です。

10�u施工時の費用内訳は以下の通りです。

項目 費用目安
芝生(日本芝) 5,000〜10,000円
山砂・床土 5,000〜10,000円
元肥・目土 1,500〜3,000円
道具一式(スコップ・レーキ・トンボなど) 8,000〜15,000円
転圧機レンタル(1日) 3,000〜5,000円
合計 約22,500〜43,000円

道具は一度購入すれば次回以降は不要になるため、長期的に見るとさらにコストを抑えられます。

一方、西洋芝を選ぶ場合は1�uあたり1,000円程度と日本芝より高くなる点には注意が必要です。

業者に依頼した場合の施工費用

業者に依頼する場合は、人件費や運搬費なども含まれるため、DIYに比べて費用は高くなります。

一般的な相場は、1�uあたり2,000〜6,000円程度とされています。

業者依頼時に発生する主な費用項目をまとめました。

項目 内容
芝生代 1�uあたり約800円〜
山砂・目土代 床土および表面材料
整地・芝張り人件費 バックホー・転圧機などの使用料
残土・草処分費 廃棄物の処分費用
運搬費 資材の現場搬入費用
合計 約22,500〜43,000円

既存の芝を剥がす作業や、現場が雑草で覆われている場合の整地、大量の残土処分などが必要なケースでは、追加費用が発生します。

正確な料金を知るには、必ず現場調査と見積もりを取りましょう。

芝張りの下地に関するよくある質問

芝生の下地についてよくある3つの質問をピックアップし、信頼できる情報をもとに回答します。
質問
下地に黒土だけを使ってもいいですか?
回答
おすすめしません。

黒土は保水性に優れる一方で、長期的には水はけが悪くなりやすく、雑草の種子も混入しやすいためです。

川砂や山砂と混合するか、市販の「芝生用床土」を使うと失敗しにくくなります。
質問
雑草を刈りっぱなしにしておくとどうなる?
回答
水はけ重視なら川砂、保水性・コスト重視なら山砂です。

土壌の状態に応じた選び方の目安は以下の通りです。

  • ●土壌の状態に応じた選び方の目安は以下の通りです。
  • ●土壌の状態に応じた選び方の目安は以下の通りです。
  • ●バランスが取れている → どちらでも可
  • ●雑草の種子混入を避けたい → 川砂

一般家庭では、川砂をベースに少量の土や土壌改良剤を混ぜる方法が主流です。
質問
下地づくりから芝張りまで何日かかりますか?
回答
10�u程度なら2〜3週間が目安です。

除草剤の枯死待ち(10〜14日)と苦土石灰散布後の待機(約7日)が大きく影響します。

掘り起こし・整地・芝張り自体は数日で完了しますが、除草剤や苦土石灰を使わない場合はさらに短縮可能です。

週末ごとに作業する場合は、1〜2カ月のスパンで計画するのがおすすめです。

草刈りの効果をしっかり得るためには、刈り取った草を放置せず、適切に処分することが大切です。

種のついていない草であれば、堆肥として再利用する方法もあります。

芝張りの下地づくりならお庭の大将にお任せください

下地づくりは芝張りの仕上がりを左右する非常に重要な工程ですが、重労働で技術や経験も求められる作業です。

確実に美しい芝生を育てたい方や、広い面積を効率良く施工したい方は、プロの施工を依頼するのが安心といえるでしょう。

お庭の大将では、現場調査から整地・床土投入・転圧・芝張り・目土入れまで、芝張りに関わる全工程を一括で対応しています。

下地から丁寧に作り込むことで、長く美しい状態を保てる芝生をお届けします。芝張りに関するご相談やお見積もりは、お気軽にお問い合わせください。

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