【保存版】伸びすぎたヒバの剪定方法を解説!最適な時期と枯らさず小さくする整え方を紹介|【奈良】草刈り・剪定・伐採・造園はお庭の大将でプロの手入れ掃除!

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【保存版】伸びすぎたヒバの剪定方法を解説!
最適な時期と枯らさず小さくする整え方を紹介
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「気づいたらヒバが屋根に届きそうなほど伸びてしまった」とお困りではありませんか。

ヒバはとても丈夫で成長が早い反面、放っておくと内側が枯れ込んだり、隣家にはみ出したりと、手のつけられない状態になりやすい庭木です。

とはいえ、いざ小さくしようと強く切ると、かえって枯らしてしまうこともある、扱いにコツのいる木でもあります。

この記事では、伸びすぎたヒバについて以下の内容を順に解説していきます。

⚫︎ヒバを伸ばしすぎるとどうなるか
⚫︎伸びすぎたヒバを小さくする剪定手順
⚫︎ヒバ剪定の時期と避けるべきタイミング
⚫︎ヒバ剪定で失敗しないためのコツ
⚫︎枯れ込んでしまったヒバを復活させる方法

伸びすぎて困っている方はもちろん、剪定で枯らさないか不安な方や、枯れ込んでしまったヒバをなんとかしたい方も、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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ヒバを伸ばしすぎるとどうなる

「ヒバは丈夫だから放っておいても大丈夫だろう」と考えていませんか。

たしかにヒバは生命力の強い庭木ですが、伸ばしすぎると見た目だけでなく、木そのものの健康にも影響が出てしまいます。

ここでは、ヒバを伸ばしすぎたときに起こりやすいトラブルを紹介します。

⚫︎内側が枯れ込んで茶色くなる
⚫︎樹形が崩れて元に戻りにくくなる
⚫︎風通しが悪くなり病害虫が発生する
⚫︎生垣では隣家への越境トラブルになる

「ヒバの剪定をつい先伸ばしにしている」という方は、放置するとどうなるのかをここで確認しておきましょう。

内側が枯れ込んで茶色くなる

ヒバを伸ばしすぎると、株の内側から葉が茶色く枯れ込んでいきます。

というのも、外側の枝葉が密に茂ると、内側まで日光が差し込まなくなるからです。光が届かなくなった内側の葉は光合成ができず、しだいに機能を失って枯れていきます。

さらに混み合った内部は湿気がこもって蒸れやすく、その湿気が古い葉を傷めて変色を早めるのです。

なお、ヒバは古い枝から新しい芽が出にくい性質を持っています。そのため、一度枯れ込んだ内側は夏以降に芽吹かず、放置すれば翌春になっても芽が出なくなってしまうことがあります。

枯れ込んだ部分のうち、内側にたまった枯れ葉は手で揉むと簡単に落とせます。取り除くだけでも内部の風通しが戻るので、混み合いに気づいたら早めに払っておくとよいでしょう。

ヒバの内側の枯れ込みを防ぐには、混み合う前にこまめに枝葉を透かし、株の内部まで光と風が通る状態を保っておくことを意識してみましょう。

樹形が崩れて元に戻りにくくなる

伸びすぎたヒバは、あとから強く切り戻しても元のきれいな姿に戻りにくい傾向があります。

その理由も、ヒバが古い枝から新芽を出しにくい性質にあります。葉のない位置まで切り込んでしまうと、その切り口から新しい葉が再生せず、スカスカのまま残ってしまうのです。

大きくなりすぎたヒバを一気に小さく作り変えようとすると、どうしても葉のある層を超えて切ることになります。

その結果、枝先に葉が戻らず、樹形そのものが崩れてしまいがちです。

なお、基本的に、大きく育ったヒバを小さく仕立て直すのはむずかしいとされています。小さく保ちたい場合は、毎年こまめに新芽を摘んで形を維持していくのが現実的です。

また、一度に切る量も、全体の20%程度までを目安とし、木に負担をかけないように注意しましょう。

このように、ヒバの樹形が崩れる事態を避けるため、伸びきってから一度に小さくしようとせず、葉が残る範囲で毎年少しずつ整えていくことをおすすめします。

風通しが悪くなり病害虫が発生する

ヒバの枝葉が密集すると、風通しと日当たりが悪化して病害虫が発生しやすくなります。

葉が密に茂ることで内部に湿気がこもり、カビによる病気や害虫が繁殖しやすい環境になってしまうのです。

さらに枯れ枝をそのまま放置すると、そこが病害虫の温床となり、健康な部分にまで被害が広がっていきます。

ヒバに発生しやすい病気と害虫は、以下のとおりです。

⚫︎ベト病:夏に葉が茶色く変色する
⚫︎白絹病:葉に小さな白い斑点ができる
⚫︎ヨトウムシ:葉を食べてしまう
⚫︎ネキリムシ:根や茎を侵食する

いずれも、風通しの悪い環境で発生しやすくなります。外から見て、葉の向こうに幹や枝が透けて見える程度の密度になるよう、風通しを改善することを意識しましょう。

以上のように、伸ばしすぎたヒバには病害虫が発生しやすいので、枝葉を透かして株内部の風通しを確保しつつ、枯れ枝は見つけしだい早めに取り除いておくことが大切です。

生垣では隣家への越境トラブルになる

生垣に使っているヒバを伸ばしすぎると、枝が敷地の外へはみ出し、近隣トラブルの原因になることもあるでしょう。

ヒバは成長が早いため、放置すると枝が道路や歩道、隣家側にどんどん伸びていってしまいます。

放っておくと、予想以上に伸びた枝が通行の妨げになったり、隣地に入り込んだりして、景観の悪化や苦情といった近隣トラブルに発展してしまうのです。

特に道路や歩道に面した生垣では、通行人の妨げになりやすく、苦情を受けやすい場所なのでより注意しましょう。

こうしたトラブルを避けるために、剪定では高さ2〜3m程度を目安に管理することを心がけておきましょう。

伸びすぎたヒバを小さくする剪定手順

「伸びすぎたヒバを自分で小さくしたいけれど、どこから手をつければいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

ヒバを小さくする作業には、失敗しにくい順序があります。

ここでは、その手順を以下の5ステップに分けて解説していきます。

⚫︎仕上げたい樹高・樹形の決定
⚫︎太い枝の切り戻し
⚫︎透かし剪定で内部に光を入れる
⚫︎バリカンで表面を整える
⚫︎切り口の保護と掃除

「やみくもに切って失敗したくない」という方は、この順番にそって剪定を進めてみてください。

仕上げたい樹高・樹形の決定

ヒバの剪定は、切り始める前に、仕上げたい高さと形をあらかじめ決めておくことから始まります。

というのも、完成形を決めずに切り始めると、どこまで切ればよいかの基準がなく、切りすぎや形の崩れにつながってしまうからです。

逆に、目標の高さと形を先に決めておけば、そこからはみ出す枝だけを見極めて切れるため、無駄に切ってしまうことを避けられます。

仕上がりの目安としておすすめなのが、高さ2〜3m程度の円錐形です。

円錐形は下の枝を多く、上の枝を少なく残す形で、上から下まで日が当たりやすく安定して見えます。

高さを2〜3mにすると脚立を使わずに手が届くので、その後の手入れもぐっと楽になりますよ。

まずはヒバの高さと形をイメージしてから始めると、切る枝の判断がぶれにくくなり、切りすぎも防ぎやすくなるでしょう。

太い枝の切り戻し

ヒバの高さを抑えるときは、目標の高さを超えた幹の先端を止める、芯止めという方法を使います。

幹の先端である芯を止めると上方向への伸びが抑えられ、それ以上は高くなりにくくなるからです。

ただし、ヒバは主幹のような太い枝を切ると枯れやすい性質があります。そのため、太い幹そのものは切らず、葉の残る位置で芯を止めるのが安全だといえます。

また、芯止めすると、その切り口の周辺から小さな枝葉が新しく伸び、木の天井部分にあたる樹冠を形づくっていきます。

つまり、芯止めは高さを抑えると同時に、頭頂部の形を整える作業でもあるのです。

実際の手順としては、まず樹高を抑え、次に横幅とボリュームを調整し、段階的に小さくしていきましょう。

ヒバの高さを下げるときは、太い主幹を一気に切るのではなく、葉の残る位置で芯を止めながら少しずつ抑えていくことがおすすめです。

透かし剪定で内部に光を入れる

ヒバの内部まで光と風を通すには、混み合った枝を間引く透かし剪定が欠かせません。

密集した枝を付け根から間引くと、枝葉の密度が下がり、株の内部まで日光と風が届くようになるからです。

内部まで光が入れば、木全体で光合成が進み、内側の枯れ込みや病害虫も防ぎやすくなります。

間引くときは、枝の途中ではなく付け根の基部から切るのがポイントです。

また、仕上がりの目安は、外から見て葉の向こうに幹や枝が透けて見える程度の密度です。

基本は古い枝を中心に抜いていきますが、古い枝から新しい枝が伸びている場合は、その枝は残しておきましょう。というのも、ヒバは古い枝から芽吹きにくい性質があるため、新しい枝を切ってしまうと、その先から葉が再生せずスカスカになってしまうからです。

ヒバ内部の健康を保つには、混み合う枝を付け根から間引き、幹がうっすら透けて見える程度の密度に整えておくことも意識しましょう。

バリカンで表面を整える

ヒバの内部を透かしたあとは、刈り込みバサミやバリカンで枝葉の表面をならし、樹冠を仕上げていきます。

先に間引きで内部を整えてから表面を刈ると、全体の輪郭がそろってきれいな樹形に仕上がりやすくなります。

ただし、表面を刈りすぎると不自然な見た目になりやすいため、軽く整える程度にとどめて自然な丸みを残すように注意しましょう。要所に丸みをつけると、優しい印象の樹形に仕上がりますよ。

また、突発的に飛び出した枝は、全体のバランスを見ながら切りそろえていきましょう。

なお、葉先を切りすぎると切り口が枯れたように見えるだけでなく、実際に枯れる原因にもなります。表面はあくまで軽く整えるイメージで作業を進めてみましょう。

仕上げの刈り込みは形を大きく変えるためのものではなく、輪郭を軽くそろえる程度にとどめておくと、ヒバらしいまとまった姿に仕上がります。

切り口の保護と掃除

ヒバの剪定は、太い枝を切ったあとの切り口の保護と、落ちた枝葉の片付けまで含めてひと区切りです。

切り口の処理を怠ると、そこから病原菌が侵入して枯れ込みを招きやすいからです。

枝を切るときは、付け根近くを斜めにカットしましょう。切り口に水がたまりにくく、病原菌が入りにくい状態に仕上がります。

また、太い枝の切り口は、園芸用の癒合剤でふさいでおくと、雑菌や害虫の侵入を防げます。切り口の枯れ込みが心配なときは、庭木用の殺菌剤を併用してみるのもよいでしょう。

あわせて、切り落とした枝葉や内部の枯れ葉も片付けておきます。

枝葉を残したままにすると、蒸れや病害虫の温床になるため、株元まできれいに掃除しておきましょう。

なお、剪定枝の出し方は自治体によってルールが異なるので、処分前に確認しておくと安心です。

太い切り口は斜めに整えて保護剤でふさぎ、落ちた枝葉も片付けてから作業を終えると、剪定後の枯れ込みや病害虫を防ぎやすくなりますよ。

ヒバ剪定の時期と避けるべきタイミング

「ヒバを剪定したいけれど、いつ切れば枯らさずに済むのだろう」と気になっていませんか。

ヒバは丈夫な木ですが、剪定する時期を誤ると枯れ込みを招いてしまうデリケートな一面もあります。

ここでは、ヒバ剪定に適した時期と避けたいタイミングを解説します。

⚫︎軽い刈り込みは春と秋の年2回
⚫︎強剪定は3〜4月が安全
⚫︎真夏・真冬の剪定は枯れ込みを招く
⚫︎梅雨時期の剪定は避ける

「せっかく剪定したのに枯らしてしまった」という失敗を避けたい方は、ここで紹介するヒバ剪定の適期をしっかり押さえておきましょう。

軽い刈り込みは春と秋の年2回

ヒバの軽い刈り込みは、初夏の5〜6月と秋の9〜11月、年2回行うのがおすすめです。

というのも、この時期は気候が穏やかで木への負担が小さく、ヒバの成長期にあたるため、剪定後の回復も早いからです。

また、成長期は新しい芽が付き始める時期でもあります。芽が出てくると枝がどの方向にどれだけ伸びるかが見えるため、仕上がりの樹形を想像しながら切り進められますよ。

年2回行う場合は5〜6月と9〜11月が適期ですが、年1回で済ませたいときは秋の9〜11月を優先するとよいでしょう。

なお、生垣として育てているなら、5〜6月に高さや幅、形を整える刈り込みをしておくと見栄えを保ちやすくなります。

温暖な地域であれば、11月初旬頃まで秋の剪定に対応できますよ。

ヒバのきれいな樹形を保つために、初夏と秋の年2回、軽い刈り込みを習慣にしておきましょう。

強剪定は3〜4月が安全

ヒバをどうしても強めに切る必要があるときは、新芽が動き出す前の3月頃を選ぶのが比較的安全です。

春の生育が始まる前に切っておけば、そのあとの成長期に新芽が出やすく、回復のための時間を十分に確保できるからです。

逆に3月以外の時期に強く切ると、木がダメージに耐えられず枯れる原因になってしまいます。

ただし、そもそもヒバは、太い主幹を切る強剪定そのものを時期に関係なく避けるべき木です。

大幅に小さくしたい場合は、一度に切らず、数年かけて全体の4分の1程度ずつ進めていくのが無難だといえるでしょう。

ヒバを強めに切りたいのであれば、3月前後の時期がおすすめですが、なるべく数年かけて段階的に小さくすることを意識しましょう。

真夏・真冬の剪定は枯れ込みを招く

ヒバの枯れ込みを招くため、真夏の7〜8月と真冬の12〜2月の剪定は避けましょう。

真夏は高温で木の体力が消耗しているうえ、切り口から水分が蒸散しやすくなります。

体力が落ちた状態でさらに水分を失うと、回復力が追いつかず枯れ込みが進んでしまうのです。

また、真冬は断熱材の役割を果たす葉が減ることで、冷たい空気が幹に直接届くようになります。

剪定で体力を消耗していると寒さに耐えきれず、枯れてしまう可能性があります。

なかでも、7〜8月は強い日差しと高温で水分不足に陥りやすく、12〜2月の厳冬期は生育そのものが停滞しているので要注意です。

どうしても夏に手を入れたいときは、早朝の涼しい時間帯に枯れ枝を取り除く程度の軽作業にとどめてみてください。

ヒバの真夏と真冬は本格的な剪定を避け、必要な場合でも涼しい時間帯の軽い手入れに控えておくことをおすすめします。

梅雨時期の剪定は避ける

梅雨の時期は、ヒバを強く切る作業を避け、混み合った枝葉を軽く透かす程度にとどめておきましょう。

というのも、梅雨は湿気が多く雨が続くため、切り口が乾きにくく病原菌が侵入しやすいからです。この時期に強く切ると、切り口が傷んで枯れ込みを起こしやすくなってしまいます。

しかも強剪定で大量に切れば、切り口の数も増えるぶん、雑菌の侵入口が多くなり、株への負担はいっそう大きくなります。

とはいえ、枝葉が密なまま梅雨に入ると、今度は内部に湿気がこもって蒸れてしまうことが問題です。

そこで、軽く透かして風を通しておけば、蒸れによる枯れ込みや病害虫を防ぎやすくなります。

梅雨に行う作業は、混み合った枝を付け根から間引いて、風通しを確保する軽い透かし剪定にとどめておきましょう。

なお、高さを下げる芯止めや太い枝の切り戻しといった強剪定は、気候の落ち着く秋の9〜11月に回すのが安全です。

ヒバ剪定で失敗しないためのコツ

「自分で剪定したいけれど、かえってヒバを傷めてしまわないか心配」という方も多いのではないでしょうか。

ヒバには、知っておくだけで剪定の失敗をぐっと減らせるコツがあります。

ここでは、特に押さえておきたいポイントを紹介していきます。

⚫︎葉のない古枝まで切り戻さない
⚫︎樹形は下広がりが基本
⚫︎イトヒバや黄金ヒバなど品種別の注意点
⚫︎バリカンと手バサミを使い分ける
⚫︎自分でできる範囲とプロに任せる範囲を見極める

「枯らさずにきれいに整えたい」という方は、ここで失敗のポイントを確認しておきましょう。

葉のない古枝まで切り戻さない

ヒバを枯らさないための最大のコツは、葉のない古い枝まで切り込まないことです。

これまでも触れてきたとおり、ヒバは古い枝の葉のない部分から芽を出さない性質があるからです。葉がない位置まで切ってしまうと、その切り口から葉が再生せず、枝が枯れたまま残ってしまいます。

葉をすべて刈り落とすほど強く切れば、光合成できない状態に陥り、枯れ込みを招いてしまうのです。

こうした失敗を避けるために、切るのは葉が茂っている先端側だけにとどめ、葉のなくなった付け根寄りの古枝までは刃を入れないようにしましょう。

たとえば、枝を間引くときも、古い枝から新しい枝が派生している場合は、葉のある新しい枝を残すようにします。

ヒバを枯らさないためには、必ず葉が残る位置で切り、葉のない古枝までは切り込まないよう意識してみてください。

樹形は下広がりが基本

ヒバの樹形は、下の枝を多く、上の枝を少なく残す下広がりの円錐形が基本です。

上を狭く下を広く保つと、下の枝まで日光が当たるようになるからです。下までしっかり光が届けば、下枝が枯れ上がらずに葉を維持できます。

逆に、上の枝が張り出すと、下に日陰ができてしまいます。光不足になった下枝は枯れ込み、結果として下がスカスカの不格好な姿になってしまうのです。

剪定の際は、上の枝を少なく、下の枝を多くしてバランスをとった円錐形を理想として整えてみましょう。

たとえば、生垣の場合は、上部を下部よりもわずかに内側へ絞り、断面が台形になるように刈り込むと、下まで光が届いて葉の密度を保ちやすくなりますよ。

ヒバの美しい姿を保つには、上を細く下を広げた円錐形を意識し、下枝まで日が当たる樹形に整えておくのがおすすめです。

イトヒバや黄金ヒバなど品種別の注意点

ひとくちにヒバといっても、実はヒノキ科の複数の種類をまとめて呼んだ総称で、品種によって向いている樹形や扱い方が変わってきます。

そのため、どの品種にも同じやり方で剪定すると、種類によっては樹形を崩したり枯らしたりと、失敗してしまうことがあります。

代表的な品種と、向いている仕立て方や注意点は以下のとおりです。

品種 向いている仕立て方・特徴 剪定の注意点
ニッコウヒバ 円錐形や円柱形に仕立てやすい 樹形にそって輪郭を軽く整える
チャボヒバ 円柱形や玉ちらしに向く 形を保つようこまめに刈り込む
イトヒバ 糸のように葉が垂れ、葉が大量に茂りやすい 透かし剪定で風通しを確保する

この使い分けに加えて、剪定用の手袋もそろえておくとよいでしょう。ヒバの葉は柔らかく手で揉み切れるため、手を保護する手袋があると作業に余計な手間がかかりません。

この表を参考に作業内容で道具を持ち替えてみると、ヒバをイメージどおりに整えやすくなりますよ。

バリカンと手バサミを使い分ける

ヒバの剪定では、広い面の刈り込みにバリカン、内部の枝抜きや細かい調整に手バサミ、と道具を使い分けると仕上がりが安定します。

というのも、それぞれ得意な作業が異なるからです。バリカンや刈り込みバサミは表面を一気にそろえられるため、広い面や生垣の輪郭づくりに向いていて、作業も速く進みます。

また、剪定バサミなどの手バサミは枝を付け根から1本ずつ切れます。内部の間引きや飛び枝の処理に向き、切りすぎも防げる点が特徴です。

以下の表は、作業の場面ごとに使うべき道具を整理したものです。

作業の場面 使う道具 切り方の目安
表面の仕上げ・輪郭づくり バリカン・刈り込みバサミ 表面を一気にそろえる
内部の枯れ枝取り・透かし 木バサミ・剪定バサミ 1本ずつ時間をかけて切り詰める

この使い分けに加えて、剪定用の手袋もそろえておくとよいでしょう。ヒバの葉は柔らかく手で揉み切れるため、手を保護する手袋があると作業に余計な手間がかかりません。

この表を参考に作業内容で道具を持ち替えてみると、ヒバをイメージどおりに整えやすくなりますよ。

自分でできる範囲とプロに任せる範囲を見極める

ヒバの剪定は、低く手が届く軽作業は自分で、高所や太枝、広範囲の作業はプロに任せるとよいでしょう。

樹高が高かったり太い枝が多かったりすると、脚立を使った高所作業が必要になり、転落や怪我のリスクが高まるからです。

加えて、ヒバは切りすぎると回復に時間がかかる木なので、判断に迷うときほど、専門業者に依頼するほうが確実だといえます。

自分で対応できるケースと、プロに任せたほうが安心なケースを整理すると、以下のとおりです。

判断の目安 自分でできるケース プロに任せたいケース
高さ 脚立なしで手が届く 脚立など高所作業が必要
枝の状態 細く軽作業で済む 太い枝が多い
範囲 一部分の手入れ 生垣など広範囲
周囲の環境 建物や電線、道路がない 家や塀、道路際

なお、自分で作業する場合は、脚立は三脚タイプを使い、登る前に固定を確認するなどの安全対策を欠かさないようにしましょう。

この表を目安に、少しでも不安を感じる高さや作業量があるなら無理をせず、自分の手に負えない作業は剪定業者に任せてみるとよいでしょう。

枯れ込んでしまったヒバを復活させる方法

「気づいたらヒバが茶色くなっていたけれど、もう手遅れなのだろうか」と不安になった経験がある方もいるかもしれません。

枯れ込んだヒバでも、状態を正しく見極めて手を入れれば、回復を見込める場合があります。

ここでは、枯れ込んだヒバへの対処方法を解説していきます。

⚫︎茶色くなった部分の見極め
⚫︎枯れ枝の除去と切り戻し位置
⚫︎水やりや肥料での回復サポート

「枯れ込んでしまったヒバをあきらめたくない」という方は、どこから手をつけるべきかを以下で確認してみてくださいね。

茶色くなった部分の見極め

枯れ込んだヒバの復活は、茶色くなった部分が回復可能なのか、すでに枯れて戻らないのかを見極めることから始まります。

前述のとおり、ヒバは古枝から芽吹かない性質があるため、完全に枯れて葉が落ちた部分は、その位置から再生しないからです。

だからこそ、どこが生きていてどこが枯れているのかを正しく見極めることが、復活の前提になります。

見分け方はシンプルで、枝に緑が残っているか、芽が動いているかで生死を判断できます。

具体的な見分け方の目安は、以下のとおりです。

見た目・手ざわりの特徴 復活の見込み
手で触ると葉がバリバリと崩れ落ちる 再生はむずかしい
太い幹や枝から小さな緑色の芽が出ている 回復の見込みがある

なお、内側の枯れ込みについては、枯れ葉を取り除いて光と風を入れてやれば、翌春に内部から芽吹くことがあります。ただし、夏以降は新芽が出にくいため、過度な期待は禁物です。

この表を目安に、まずは枝に緑や新芽が残っているかを確認し、回復が見込める部分と戻らない部分を見極めてみましょう。

枯れ枝の除去と切り戻し位置

見極めができたら、ヒバの枯れた部分を取り除き、緑の葉が残る位置まで戻して切ります。

枯れ枝を残しておくと病害虫や蒸れの温床になり、健康な部分にまで被害が及んでしまいます。

切り戻すときは、葉のある位置を選びましょう。葉が残る位置で切れば、その先から枝葉が展開しやすいからです。

ただし、葉のない古枝まで戻すと再生しないため、その手前でとどめるのが鉄則になります。

具体的には、枯れ枝は付け根から切り取り、切り戻しは必ず葉の残っている範囲にとどめることを意識しましょう。

なお、内側にたまった枯れ葉は、わざわざ刃を入れなくても手で揉み落とすだけで風通しが回復します。

このように、ヒバの枯れ枝は付け根から取り除き、切り戻しは葉が残る位置までにとどめておくと、再生を妨げずに株を整理できますよ。

水やりや肥料での回復サポート

枯れ込んだヒバの回復期では、乾燥を防ぐ水やりと控えめな施肥で、株の体力回復を支えてあげましょう。

剪定後のヒバは枝葉が減っているぶん、環境の変化を受けやすい状態にあるからです。

乾燥が続くと水分不足に陥りやすく、弱った直後に多量の肥料を与えれば、かえって株が体力を消耗してしまいます。

水やりと肥料の基本的な進め方は、以下のとおりです。

項目 基本の方針 回復期のポイント
水やり 土の表面が乾いたら根元にたっぷり与える 土が乾きやすく株も弱るため、状態を見て補う
肥料 緩効性肥料を根元の周辺に少量施す 剪定直後は避け、落ち着いてから与える

なお、肥料を撒くのに適した時期は新芽が動き出す前の2〜3月頃です。思ったように改善しなければ、9〜10月に追加で施肥してみるとよいでしょう。

このように、回復期は乾燥時の水やりを意識し、肥料は落ち着いてから少量を適期に施す程度にとどめておくのがおすすめです。

伸びすぎたヒバに関するよくある質問

「ヒバの剪定についてひととおり分かったけれど、自分のケースではどうすればいいのか」と気になる点が残っている方もいるでしょう。

ここでは、伸びすぎたヒバについて特に多く寄せられる疑問を、以下の3つに絞ってお答えします。

⚫︎ヒバが伸びすぎたらどうすればいいですか?
⚫︎ヒバの剪定にバリカンを使ってもいいですか?
⚫︎枯れたヒバは復活させられますか?

気になる項目があれば、ここで疑問を解消しておきましょう。
質問
ヒバが伸びすぎたらどうすればいいですか?
回答
伸びすぎたヒバは、葉の残る範囲で数年かけて段階的に小さくするか、手に負えない規模なら業者に相談するのが基本です。

というのも、ヒバは古枝から芽吹かないため、一気に小さくしようとすると枯れ込みや樹形の崩れを招くからです。

詳しい手順は本文の小さくする剪定手順や失敗しないコツで解説したとおりですが、ここで補足しておきたい注意点がひとつあります。

規模によっては、剪定ではなく伐採や抜根が現実的な選択肢になる場合もあるという点です。

たとえば、すでに屋根を超えるほど育っていたり、枝が広範囲で隣家や道路に越境していたりするケースです。このようなときは剪定で小さく整えるには何年もかかります。

そもそもヒバは古い枝から芽吹きにくいため、思いきって小さくしようにも下手に切れば枯れてしまい、結局は見栄えが戻らないこともあります。

こうした場合は、無理に剪定で粘るよりも、いったん伐採して植え替える、あるいは根ごと抜く抜根まで含めて検討したほうが、結果的に手間も費用も抑えられることがあるのです。

伸びすぎた場合は段階的な剪定を基本としつつ、高所や大木で対応がむずかしいときは無理せず業者に相談しておくと安心でしょう。
質問
ヒバの剪定にバリカンを使ってもいいですか?
回答
ヒバの表面の刈り込みにはバリカンを使っても大きな問題はありませんが、内部の枝抜きは手バサミと併用するのがおすすめです。

道具の使い分けの詳細は本文で解説したとおりですが、バリカンを使う際は葉先を過度に刈らないように注意しましょう。

バリカンで葉先を刈りすぎると、切り口が枯れたように見えるだけでなく、実際に枯れる原因にもなります。

そのため、ヒバの剪定でバリカンを使うときは、表面を軽くそろえる程度にとどめておきましょう。

このように、ヒバの剪定ではバリカンを表面の刈り込みに用いて、内部の間引きは手バサミを使い分けることを意識してみてください。
質問
枯れたヒバは復活させられますか?
回答
緑や新芽が残っている部分は手入れで回復が見込めますが、完全に枯れた部分は元に戻りません。

ヒバは古い枝から新しい芽を出しにくく、葉がすっかり落ちた部分はそこから再生しないからです。

本文の復活させる方法で解説したとおり、枯れ枝の処理では、以下のポイントを意識してみましょう。

⚫︎まずは緑や芽が残る生きた部分を見分ける
⚫︎枯れ枝は付け根から取り除き、葉の残る位置まで切り戻す

ただし、ヒバの株全体が枯れていたり、幹がスカスカになっていたりする場合は注意が必要です。ここまで状態が悪化していると回復はむずかしく、伐採を検討したほうがよいケースもあります。

緑が残る部分は水やりと枯れ枝処理で回復を見守り、全体が枯れている場合は伐採も含めて判断しておくのがよいでしょう。

ヒバの剪定ならお庭の大将にお任せください

「自分でヒバを切ってみたいけれど、枯らさないかやっぱり不安」という方もいるのではないでしょうか。

ここまで見てきたとおり、ヒバは古い枝から芽吹きにくく、一度切りすぎると元の姿に戻すのがむずかしい庭木です。

また、高い場所での作業や太い枝の処理、範囲の広い生垣の刈り込みには、転落や怪我のリスクがともないます。

少しでも不安を感じるなら、無理をせず、ヒバの扱いに慣れた業者に任せるのが安心です。

お庭の大将では、木の性質や品種に合わせた樹形づくりに慣れた職人が、剪定はもちろん、植栽や伐採、草刈り、防草シート施工、芝刈り、砂利敷き、庭木の消毒まで、お庭まわりの作業を幅広く承っております。

北は北海道から南は沖縄まで全国各地に地域密着の店舗を展開しており、お住まいのエリアにもっとも近い店舗のスタッフが、迅速かつ丁寧に対応いたします。

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受付時間は9:00〜19:00、年中無休で対応しているので、お忙しい方もぜひお気軽にお庭の大将へご相談くださいね。

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